※1~3話分の用語集


作者からのメッセージ

 あまりにも用語が多すぎてわからんって人向けの用語集です。

 ネタバレには配慮して断片的にですが送らせていただきます。



・惑星〈ユニコーン〉

 こいぬ座α星系 第6惑星として存在する惑星

 〈ユニコニウム〉と呼ばれる超伝導物質が産出されることで知られ、他星系の企業がそれを求めて侵攻していることで恒常的に戦争が行われている

 北方・中央・南方と三つ大陸が存在する

 最大の大陸である〈北方大陸〉に〈ユニオン〉の各国家が存在する

 隣の〈中央大陸〉は次点で大きく、北端地域では〈ユニコーン解放戦線〉が、中央部から南部にかけて〈星外企業勢力〉が点在する形で陣地を構築している

 ほぼ南極の位置に存在する〈南方大陸〉は一番小さいが、〈静かなる領域クワイエット・ライン〉と呼ばれる磁気嵐が強く天候もかなり荒れている異常気象帯に阻まれており、現状どの勢力も近寄っていない

 本作の主人公45-45-0721が転生した先である



・母なる星

 〈ユニコーン〉を含む宇宙に存在する人類の祖先が住んでいたという星

 正式名は現状不明

 主人公は地球ではないかと考察している



・ユニオン

 移民団の主体を起源とした国家連合

 七カ国所属しているが主に〈共和国〉〈王国〉〈帝国〉の三国が主体

 〈ユニコニウム〉をこの星系の特産品として他星系と自由に貿易しようとしている

 後からやってきて搾取しようとしている星外企業達を略奪者と称し敵対している

 各国所属企業と軍隊については後程改めて



・星外企業

 文字通りユニコーン星外圏を本拠地とする企業

 星系民による〈ユニコニウム〉発見後にこの惑星に介入し、その資源や関連技術を独占しようとしている

 主に後述する三勢力が三大企業として堂々としている


 ・BANDAM

 物量と質の両立に定評がある軍事工業複合企業

 評判に違わず軍事部専属部隊としてかなり大規模な軍事組織を保持している

 製造する機体・装備パーツはスタンダードな製品が多い


 ・MYTECTO

 単機の戦力の増強に余念がない企業

 専属部隊も単機運用を前提とした様な設計思想の機体を運用している者が多い

 いろんな意味で尖ったパーツを多く生産している


 ・H.A.W.S.

 革新的なパーツ設計を試みる傾向が強い企業

 上記二社と比べ少なくとも表面上はあまり〈ユニコニウム〉独占に積極的ではないが『顧客は選ばない』をモットーとして、商品の生産と販売を活発にしている

 生産パーツは堅実なものと前衛的なものがピンからキリまで入り乱れている



・ユニコーン解放戦線

 星内国家から独立し、星内の資源を持ち出してはならないとして資源保護を理由に立ち上がったレジスタンス組織

 元々はユニオン勢力と二分する国家であった片割れの勢力であったものが瓦解しつつ生き残った末裔達を起源として、ユニオンから脱退した者も含み現在の形をとっている

 戦力については後程


・ユニコーン封鎖機構

 宇宙政府により設立・派遣された公的組織

 〈ユニコニウム〉発見から不特定多数の勢力による不法的介入と、それが原因で恒常的に騒乱が起こるようになったユニコーン星圏に対し、文字通り外部から来る者と内部から出ていこうとする者を制限ないし鎮圧することを目的としている

 強化人間の生産・養成施設が存在するなど妙にディストピア感漂う組織であるというのが主人公談

 詳しい戦力は後程……



・アーマード・ウォーリア

 略称〈AWエイダブリュ

 『外惑星探査・戦闘用の多脚戦車を発展した』というのが起源となっている

 電磁履帯リニアキャタピラを備えた〈戦車型〉、四本脚を備えた〈四脚型〉、変形によりその双方の特性を切り替える〈可変型〉の三種類が存在する

 特性として安定性に優れ、攻撃力と防御力が高く地上での速力も高い機体が多い傾向があるが、飛行機能は総じてどの機種も高くない


・アーマード・ファイター

 通称〈AFエイエフ

『宇宙空間・大気圏内兼用のホバー機能付き汎用戦闘機』を起源とする空間戦闘特化型の機動兵器

 大まかに『直線移動速度が速い機種』と『運動性能に優れた機種』が存在し、どの機体も共通して機体下部に四脚を備えるが歩行用ではなく駐機用であり基本的に空戦を主戦場とする


・アーマード・ストライカー

 通称〈AS〉だが読みは『エイエス』とも『エース』とも呼ばれる

 『汎用人型重機〈AMアームドモービル〉を起源とする極限まで汎用性を追求した強襲用戦闘兵器』

 コクピットと主機と周辺機器で構成された本体基礎構造体コアフレームに頭部・腕部・下半身・背面機器バックパックそれぞれのフレームを接続して構成された基礎骨格体コアスケルトンを、さらにその上へ規格が対応する装甲と武装を搭載して運用する

 パイロット自身の技能適正、戦術・戦略上の都合、敵との相性次第、ある特定の性能に極振り、などありとあらゆる理由と理論で自由自在に機体構成を編集アセンブルできるという究極の汎用性こそがこの兵器の特徴である

 内装パーツとして〈CPUコアプロセッサーユニット〉〈ジェネレーター〉〈メインブースター〉もカスタマイズ可能だがその辺について触れるのはもう少し本編が進んでからになる


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