料理をしていたら異世界から来客者が来た
はるはる
第1話 異世界からの来客者
僕の名前は 栗田 かなと 23歳ニートだ。
最近の趣味は料理である。料理を作るのも
楽しいし食べるのも楽しい、最高なものだと思う。
今日もいつも通り料理を作ろうとしていると
突然、扉が開いた。
家に住んでいるのも僕だけだし来る人もいない、でも開いた。
僕は料理をやめ、すぐに扉へと向かった。
そこには、なんと全身鎧を着ている騎士が立っていた。
僕は「誰?」と声に出して言った。
その返答は「あなたこそ誰ですか?」と女性らしい声で返ってきた。
僕は心の中で質問に質問で返すなよ!と思っていた。
だけど、その気持ちは抑えて「僕の名前は栗田 かなと 君の名前は?」と言った。
するとその騎士は「私の名前はアリス・グリアンダ マリスギア王国の一人前の女騎士だ」
そう答えた。
自分で一人前と名乗るのかよと思いながらもほんとに騎士だった事に驚いた。
そして僕は「マリスギアってどこにあるのですか?」と聞いた。
彼女からは「チャラインブラス国の隣の国だ。」そう誇らしく言った
その瞬間僕は一つの仮説を立てた。
それは、「この人は異世界から来たのかもしれない」という考えだ。
そんな事を考えていると「ぐー」ととても大きな音がした。
それは、お腹がなる音だった。僕からではない目の前にいる彼女から聞こえた。
僕は料理の途中である事を思い出しつつ、
「お腹減ってるの?」と聞いた。
すると彼女はコクとうなずいた。
僕は彼女に「今料理作ってるけどいっしょに食べる?」と聞いた。
彼女は「食べる!」と元気な声で言った。
その後彼女をリビングに連れ僕は料理の続きをした。
黙々と料理を作っていると彼女がキッチンにやってきた。
「どうした?」と聞くと、
「いい匂いにつられた」と言った。
「もうちょっとでできるからリビングで座って待ってて」と言った。
そこからすぐに料理を完成させリビングに「できたよー」と言いながら持っていった。
テーブルに並べ終わると、すぐにご飯を食べ始めた。今日の料理は生姜焼きだ。
彼女は箸の使い方に困惑しながらも頑張って食べていた。
食べ始めてから少しして僕は彼女に質問をした。
「どうやってここに来たの?」
すると彼女は話し始めた「数日前マリスギア王国の近くの平原に突然謎の扉が出現した。私はその調査に向かいその扉の先がここに繋がっていた。」
なんと僕の部屋の扉が異世界へと繋がってしまっていたそうだ。
その話について考えていると、彼女はすぐに完食していた。
「おかわりいる?」と聞くと
すぐに「いる!」と言ってきた。
久しぶりの来客で張り切りすぎて少し多く作ってしまっていたから余りが減ってうれしかった。
食事が終わるとすぐに彼女は鎧を着直し
「食事をどうもありがとうあのような料理は初めて食べたがとても美味しかった。」と感謝を伝えて家を出ていった。
僕も久しぶりの来客で楽しかった事を伝えようとして外に出たが出たけどいつもと変わらぬ風景。
外に出て周りを見たが鎧を着ている人などいなかった。
家に戻ってから異世界と僕の家が繋がっているのにとても驚いた。
異世界から来客が来て食事を振る舞った後に帰っていった。
こんな事もうないぞ。そう思っていた。
だがこの事が日常になるのはこの時の僕はまだ知らなかった。
料理をしていたら異世界から来客者が来た はるはる @haruharu03
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