第17話
補足:何がとは言いませんが雪乃はD、ルナはEです。高校生にしては大きいと思ってます。何がとは言いませんが。
◇◇◇◇
「食べる前に正式な自己紹介をしておこうか」
「正式な自己紹介?」
「あぁ、配信者としての自己紹介じゃなく、友人としての自己紹介だ」
「そういうことね、おっけー(まぁ知ってるんだけどね...六花君が何で私を知らないのか謎だけど)」
六花はフードと隠蔽魔法をとり、素顔でルナと対面した。
「高校2年歳は16、白銀六花だ。スキルは【氷帝】、一応SSS級探索者としてやらせてもらってる」
「あ~い、じゃあ私も~っと。高校1年、おにぃの白銀雪乃だよ~。スキルは【殲滅】!ちなみに歳は15!」
「ありがと~!ふたりとも!じゃあ最後に私ね!私は湊
「湊月渚...湊月渚....なんか聞いたことがあるような?」
「聞いたことがあるも何も同じ学校の同じクラスだよ...」
「.......え?」
「私と、六花君、同じ学校の、同じクラス。お~け~?」
「そ、そだっけ?」
「そ~だよ!いつ気づくかな~って思ってたけど全然気づかないんだもん!」
「え?じゃあ
「そうだよ」
「そうだよ(便乗)」
「口で便乗って言うのやめて?」
「ごめん」
「いやホントにやめて?」
「え雪乃にも言われるほど?」
「正直あんまり言ってほしくない」
「ま...まぁとりあえず夕食取ろうぜ?折角のグラタンが冷めちまうからさ」
「ん、まぁそーだね。めっちゃ美味しそうだし!」
「「「いっただっきま~す」」」
「ささ、ルナさんどうぞどうぞ」
「では、お言葉に甘えて...あむっ―――――アッツ!?」
「おにぃのグラタン熱いからね~、熱いの苦手なら少し冷めてからの方が―――っ!?」
熱いと口では言いながら、ルナは黙々とグラタンを食べていた。
「ルナおめー何食ってんだよコラッ!」
その言葉でやっとルナの手が止まる。もうすでに半分ほどルナはグラタンを食べていた。
「そ...そうなんだよな...」
「食えるはずがねえーんだよなこんなアツイの!」
「でも思わず食っちまった...」
「クセになるっつーかいったん味わうとひきずり込まれるアツサっつーか.........」
もぐっもぐっ
「たとえると『豆まきの節分』の時に年齢の数だけ豆を食おうとして大して好きでもねぇ豆をフト気づいてみたら一袋食ってたっつーカンジかよーーー~~~っ!」
「はふっおいしい...」
「や~やっぱりおにぃの作る料理は最高だねぇ~~!」
「ふたりともありがとな、やっぱ作った料理が褒められると作ったこっちもいい気分だな!」
3人はそのあとも雑談をしながら夕食を食べ、30分もせずに全員食べ終わった。
「「ごちそうさま~!」」
「お粗末様、食器洗うからこっちに皿持ってきてくれないか?」
「い~よい~よ、私が洗うから!夕食食べさせてもらって何もしないのは気が引けるし!」
「あーそうか?ならお願いしようかな」
「任せといて!」
2分後 ◇◇◇◇
ガシャーン!
「ごめ~ん!お皿一枚割っちゃった!」
「大丈夫か?怪我してないか?」
「大丈夫大丈夫...それよりお皿割っちゃってごめんね...」
「まぁまた買えばいいよ、気をつけろよ~」
「う~ん」
5分後 ◇◇◇◇
パリーンッ
「ごめ~ん!また割っちゃった~!」
「怪我してないか?」
「うん...」
「ホント気を付けろよ...?」
「ホントごめ~ん!」
7分後 ◇◇◇◇
パリンッ!
「また割っちゃった~!」
「...........」
12分後 ◇◇◇◇
パリーンッ
「ごめん...ごめんね...?」
「うん...一旦リビングに行こうか」
「......はい...」
◇◇◇◇
「わざとか?」
「わざとじゃないんだよ~!昔から家事苦手でしばらくやってなくて~!」
「苦手とかいう次元超えてるだろ...」
「うぅ...今度弁償するね?」
「いや、予備があるからいいよ」
「...え?なんで予備...?」
「あぁ...雪乃も家事ダメだからな...ルナさんほどではないがかなり高確率で食器を壊すんだよ...」
「あー...そうゆう...」
「うん...まさか雪乃以上にできない奴がいるとは思わなかったけど...」
「うん...ホントごめんね?」
かくして六花は心の中で自宅のキッチンに入れてはいけない人を一人増やすのであった
◇◇◇◇
ネタ系は基本的に元ネタからセリフを改変しないタイプです。あと最近ネタ拾ってくれる人増えてて嬉しい!
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