第4話

バレット・ビーは跡形もなく消滅し、バレット・ビーを穿った氷の槍はそのまま遥か上空へと飛んで行った。


「まず、1匹」


”すげぇ...”

”なんだよ今の速度!?”

”速過ぎだろ...”

”氷槍の性能ヤバすぎだろww”

”そこらへんの武器の数十倍の威力あるだろこれ”

”アイアン・マンティスとの戦闘はどうするんやろ”

”普通に氷槍でぶち抜かれそう”

”それな”


「ここまで《氷壁》と《氷槍》しか使ってないのでそろそろ趣向を変えて別の技を使います」


”ほうほう”

”どうせぶっ壊れてるんやろなぁ”

”アイアンマンから距離取ったな”

”アイアン・マンティスのことアイアンマンって言うなやww”

”草”

”おっ仕掛けるか?”

”この見た目!このフォルム!”

”ま、まさか!?”

”””””スナイパーライフル...?”””””


六花はアイアン・マンティスに照準を合わせ銀色の狙撃銃スナイパー・ライフルの引き金を引く。


「《アイシクルライフル》」


パァァンッ


大きな銃声が一度鳴り、撃たれた氷の銃弾はアイアン・マンティスの胸部に着弾し...




ドゴォォォォォォォォン!!!




体内で爆発が起きたアイアン・マンティスは跡形もなく消滅した。


”ファ!?”

”爆発したんやがww”

”何が起きた!?”

”何が起きたかわかりません!”

”思ってた数倍派手で草”


「ここまで大体...1時間ですか、2時間で終わらせたいので下層ボス攻略して今日は終わりますね」


”すいませんここ3階です!ボスの階層まであと2階あるはずです!”

”推定攻略速度おかしくて草”

”1時間で残りの2階とボス攻略ってマ?”

”流石に速すぎやろww”

”いくらお前でも無理よ”


「まぁまぁ言うは易し、しっかりと行動で証明しますよ」


40分後


「《氷槍》《氷槍》《氷槍》《氷槍》《氷槍》」


”ヤバいヤバイ!?”

”ド迫力すぎだろ!?”

”ファァァァ!?”

”モンスター多すぎるって!?”

”すげぇ全部一発で仕留めてるww”

”氷槍強すぎぃ!?”


1階層あたり約20分、無事六花はボス部屋に到着した。


「ふぅ、20分残してボス部屋に着きましたね」


”速すぎるッピ”

”ここホントに下層ですか?”

”おかしいな下層が簡単に見えてきたぞ?”

”おかしいのはこいつ定期”

”これが世界1位かぁ...”

”てかここまで結構な速度で走ってたのに息一つあがってないのなんなん?”

”もうこいつバグだろ”


六花は休憩もそこそこにボス部屋に続く扉を開けた。扉を開けた六花に気づいたモンスター...ドラゴンは六花を威圧するための咆哮をした。



「ガアァァァァァァァァァァァ!!!!」





キーーーーーーン...





あまりに大きなその咆哮に視聴者は全員耳鳴りがした。


”うっさ!?”

”耳ぶっ壊れるかと思った”

”お耳壊れちゃった...”

”ドラゴン!?”

”は!?”

”ドラゴン...だと”

”実在したんや...”

”覇気がすげぇ”

”勝てる気しないんやが”

”そもそも中層のモンスターにすら勝てんやろ”

”それはそう”

”なんなら上層でも死ねる”

”中層がすらで片づけられる異常事態”

”みんな感覚バグってきてるな”


「じゃ、目標タイムは...?」


”は?”

”は?”

”は?”

”は?”

”は?”

”こいつ何言ってんだ?”

”流石に無理だろ”


◇◇◇◇

”ドラゴン!この攻撃を凌げばあなたの勝利目標タイムオーバーよ!耐えてドラゴン!”

次回、ドラゴン死す!デュ〇ルスタンバイ!


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