きっと、これからも手を繋いで歩く女の子
荒屋 猫音
第1話
優真M
高校最後の夏休み
卒業後、俺は東京へ行く。
彼女の幸せを考えるなら。
思いを告げたあの場所で、言うんだ。
優真M
夏休み前、同級生は徐々に進路を決めそれぞれの道を進む準備をする。
そんな中でも進路が決まらず、しかし、途方に暮れる訳でもない
なんとも平凡に暮らすやつが、ここに1人…
春香「優真、進路決まった…?」
優真「一応、内定貰った…叔父さんの会社だけど」
春香「くっそぉお、先越されたァ」
優真「いやいや、前から言ってたよね?俺の就職先身内の会社になるかもって!話聞いてた?」
春香「あーあーあーーーーきーこーえーなーーーい!」
優真「そんなことやってるから就職か進学がいつまで経っても決まらないんだろうが!!」
春香「(食い気味に)だって!私は就職とか進学とかよくわかんないんだもん!なりたいものもやりたい事もわかんない!」
優真「だもん、じゃないの!自分の将来を自分で決めれなくてどうすんの!いつまでも俺がいるわけじゃないんだよ!?」
春香「え......いないの....?」
優真「ぐっ…そんな顔するなよ…」
優真M
小さい頃からの腐れ縁、幼馴染。3件隣の同級生。一応彼女。
俺たちの関係はそんな感じでふわふわしてて
吹けばすぐに崩れるような曖昧なものだった。
彼女だけど彼女じゃない。
周りがからかってくるから、売り言葉に買い言葉で「そーだよ、彼女だよ」なんて言ってしまったものだから、何となくそのまま彼女扱いみたいなことをしている。
ちゃんと付き合ってくれって言えたら
格好良かったのにな…
春香「でも、優真はちゃんと将来のこと考えてるんだよね、凄いや。」
優真「春香があっけらかんとしすぎなんだよ…」
春香「私は私の人生をゆっくり歩きたいの。みんなが就職進学するからって、右にならえはしたくない。」
優真「頑固者…」
春香「いざとなったら、優真に貰ってもらうからいいの。」
優真「なんで俺?」
春香「優真だから。」
優真「...」
春香「私が困ってたら、いつも助けてくれたから。」
優真「毎度目の前で泣かれたら放っておけない」
春香「私がお金に困ってたら、優真が援助してくれるから」
優真「.....小遣いはどうした」
春香「きーこーえーなーーーーーーい」
春香「ねぇ!優真!」
優真「…んー?」
春香「夏休みになったら、いっぱい遊びに行こうね!」
優真「…お前が少しでも進路のことを考えてくれたらな」
春香「いーじゃん!高校生最後の夏は1回しか来ないんだから!遊べる時は遊ぼうよ!」
優真「宿題終わらせたらな!」
春香「優真と一緒にやれば1週間で終わるから問題ない!」
優真「丸写しするだけだろーが!!!」
春香「あはははっ!」
優真M
危機感が無い…と言うよりは
春香はその日その日を全力で生きていて
その力強さに圧倒されてしまう。
進路を決められないのも、単純に今を全力で過ごしたいから
少し将来の事を考えるのを後回しにしているようだ。
春香の良いところであり、悪いところ。
そんな所が、好きだった。
春香「私、優真に彼女が出来たら泣いちゃうからね」
優真「周りは俺らが付き合ってるって思われてるけど?ってか、これでも彼女扱いしてるんですけど?」
春香「でも、ちゃんと付き合って言われてない。」
優真「じゃあ、付き合って。」
春香「…やだ」
春香「そんな、周りが言うから仕方なく。みたいな告白、やだ。」
優真「やだって…じゃあ、このままで良いわけ?」
春香「…それもなんか…やだ…」
優真「なら、お前が納得するまで、好きって言い続けるよ」
春香「……」
優真「好き」
春香「……うん」
優真「……」
春香「……」
優真「…変な顔」
春香「うっさい!!」
優真「好きには反応しないのに酷くね!?」
春香「うっさい!…うっさい!ばーーか!」
優真「あーはいはい、お前はそーゆーやつだよ」
春香「……うっさい、ばか…」
春香「(小声で)私だって、優真が好きだよ…」
優真「なんか言った?」
春香「何も言ってない!」
春香「とにかく!私は宿題を優真に押付けて夏休みを謳歌する!」
優真「押し付けんな!自分でやれ!」
春香「今までずっとそうだったんだから、今更でしょ?よろしくぅ!優真様!」
優真「お前なぁ……っ痛…」
春香「え、何。どうしたの…」
優真「いや、最近目が痛くなることが多くて…視力が落ちたからかな…」
春香「えー?ゲームのし過ぎ?もしくは勉強のし過ぎ??」
優真「…さぁ。酷くなるようなら病院行くわ」
春香「そうしな?」
優真M
思えば、この時早くに病院に行っていれば良かった…
そうすれば、少なくとも春香を泣かせる事は
なかっただろうから…
____数日後____
春香「優真、病院行ったの…?」
優真「…行ってねぇ」
優真「誰かさんが期末で赤点取って、追試にならなければ行けてたかもな」
春香「ごめんじゃん…でも、あれから目の痛み、引かないんでしょ…?」
優真「たまに痛むくらいだよ。疲れだろ?目の奥が痛くなるとか、色々言われてるじゃん」
春香「でも…!」
優真「大丈夫だよ。それより、夏休みを謳歌したい誰かさん?口より手を動かしましょうね?追試は明日ですよ?」
春香「…あとは、自分で頑張る。だから今日は病院行って!」
優真「春香。大丈夫だから」
優真「夏休み、いっぱい遊ぶんだろ?」
春香「…うん、遊ぶ。」
優真「なら、追試が受かるように勉強してくれ」
春香「…わかった……」
優真M
春香は、時に自分よりも他人を優先して動く…
今だって、自分が追試を受けなければならないのに
それ以上に俺の心配をしている。
目が痛む回数は日に日に増えている…でも、それを春香に言ってしまったら…春香はきっと…
優真「無事追試に合格したら、宿題の丸写しでもなんでもさせてやるよ。だから、頑張れ」
春香「約束…」
優真M
残酷な嘘を、付いてしまった。
そんな気がして俺は何も言えなくなってしまった…
翌日…春香は無事追試に合格し、宣言通り夏休みを謳歌する準備をしていた。
春香「海は絶対に行くから水着買って、買い物もしたいからお小遣い貰って、積んでた漫画読んで読みたかったやつ大人買いして…クリア出来なかったゲームを優真に押付けて新しいの買って…」
優真「おい、お前はゲームまで俺に押し付けるのか」
春香「だってぇぇぇ!なんか話題になってて気になって買ったらホラーだったんだもん!!私ホラーゲーム苦手なのにぃ…エンディングが泣けるってだけで買っちゃったんだよぉぉ…」
優真「お前の情報収集雑すぎるだろ…ジャンルまで見て買えよ…」
春香「うぅ…ぐうの音も出ません…」
優真「小遣いだって湯水のようにあるんけじゃないんだから、使い方を考えろよ…」
春香「…優真、お母さんみたい…一応バイトもしてるから大丈夫だよ」
優真「は?バイト?初耳」
春香「ふふーん!凄いでしょ!」
優真「お前、働けたのか…」
春香「なんか酷い!」
優真「将来は後で決めるスタイルだと思ってたから、働いていたことに衝撃を受けたよ。」
春香「やる時はやるの!」
優真「(わざとらしく)お母さんは嬉しいです…ぐすっ」
春香「…バカにしてるでしょ」
優真「してないよ」
春香「でも、これで思う存分遊べる!」
優真「宿題は?」
春香「優真がやったのを丸写し!」
優真「はいはい…。あ、俺これから病院行ってくるから」
春香「目、やっぱりまだ痛い?」
優真「たまにな…」
春香「一緒に行こうか…?」
優真「子供じゃないんだから、一人で行けるよ」
春香「じゃあ…終わったら教えてね」
優真「わかった。また後でな」
優真M
そう言って春香と別れ、病院へ向かい
長い待ち時間の末下された診断結果は
原因不明だった…。
____帰宅後、通話にて____
春香「おかえり、どうだった?」
優真「あー…やっぱり疲れだって。目薬貰って終わり」
春香「結構時間かかったんだね…」
優真「医者にかかればそんなもんだろ」
春香「でも、何ともないんだよね?」
優真「大丈夫」
春香「良かったぁ、なにか病気とかだったらどうしようって、心配してたんだよ?」
優真「大袈裟」
春香「優真は自分の心配をしないから、代わりに心配してあげてるの。」
優真「そりゃどーも」
春香「…優真なんか変…」
優真「病院で散々待たされて診察は秒で終わったら、疲れで変にもなるよ」
春香「そうじゃなくて…なんか、変…」
優真「気の所為だよ」
優真「でも、さすがに疲れたから今日はもう寝るわ」
春香「あ…そうだよね、週明けから夏休みだし、いつでも電話出来るし…うん、ゆっくり休んでね」
優真「ありがと、じゃあ、またな」
春香「おやすみ…」
優真M
この時、初めて俺は春香から逃げた。
病院の検査でわかった事は、原因不明。
後日詳しい検査をすることになっていて、
応急処置として痛みを抑える目薬を貰っただけ…
痛みが引かず継続する可能性もある。
いずれ視力が急激に低下する可能性もある。
いずれ、この目から光が無くなる可能性もある…。
原因不明なだけに、様々な可能性を告げられた。
この先、どうなるかわからない。
春香にそれを伝えたら…きっとあいつは…
____後日、夏休み前日、公園にて____
春香「懐かしい!小さい頃、よく遊んだよね!」
春香「なに?夏休み前に公園で遊びたくなったの?」
優真「…春香」
春香「明日から夏休みだし、まずはお金を使わずに遊ぼうって?優真らしくない」
優真「春香、お前が納得するまで好きって言い続けるって、言ったよな」
春香「…言ったねぇ」
優真「好きだよ」
春香「え…何急に…」
優真「好き」
春香「優真、どうしたの…?」
優真「春香が、好きだよ」
春香「優…真…?」
優真M
この時、俺の左目は世界の色を少しずつ失っていた…
だから、見えなくなる前に
伝えなきゃと思ったんだ…。
春香「優真…?私も優真が好き」
春香「好きだよ」
優真「…明日から用事で東京に行かなきゃならないんだ…多分1週間ぐらい帰って来れない」
春香「…なら、夏休みの初めは私だけで楽しんじゃうね」
優真「宿題、一人で頑張ってくれ」
春香「丸写しさせてくれる約束でしょ?」
優真「努力する」
春香「連絡、してくれる?」
優真「できるだけ…」
春香「そっか…帰ってきたら、ちゃんと教えてね…」
優真「…わかった」
春香「約束」
優真「やく、そく…」
優真M
春香はそっと小指を差し出した。
小さく指切りをして、もう一度好きだと伝えて、
その日、何年ぶりかに手を繋いで家に帰った…。
翌日、目の精密検査のため病院へ向かう朝。
春香は柄にもなく窓から俺を見送って
「いってらっしゃい」
と一言だけメッセージを送り、手を振っていた。
俺は「行ってきます」とだけ返信をして、小さく手を振った。
___
春香M
「久しぶり。久しぶり?なんか毎日顔合わせてた優真に言うの、すごく違和感…東京の用事は終わりそうかな?もう夏休み終わっちゃうよ?ずっと連絡来ないし…早く帰ってこーい…」
優真「帰れるなら、帰りたいよ…」
優真M
精密検査の結果、やはり俺の目は原因不明で
視力は急激に低下し、痛みは続いている…
医者もこんなにも急激な視力低下をする例はほとんど診たことがなく…
現状は症状を何とか抑える薬を服用するしかなく…
僅かに残った視力は、辛うじて色を識別できる程度で、人の顔や文字は、全く分からなくなってしまった…
だから、春香からのメッセージを読むことすら困難で、連絡しようにも画面の文字が判別できないから、自力で返信することが出来なくなってしまった…
約1ヶ月に及ぶ検査入院を経て、ひとつ分かったことは、角膜移植をすれば今の状態よりはマシになる
というもので、決して治る訳では無いということだけ。
それでも、今より悪くなる事を防ぐには、
それしか方法がなかった…
優真「春香、怒るだろうな…」
優真M
入院中に運良く角膜の移植手術を受け、経過観察の後やっと退院できる頃には夏休みは終わりを迎えようとしていた…
____夜、通話にて____
優真「…久しぶり」
春香「…おう」
優真「ごめんな、夏休みほとんど終わっちまった」
春香「優真が居なくても、ちゃんと宿題やったよ」
優真「遊びには?」
春香「友達と行った」
優真「思い出、作れた?」
春香「…全然」
春香「優真が居なかったから…」
優真「ごめん…」
優真「明日帰るよ」
春香「…夏休み、終わっちゃうよ」
優真「ごめん…」
春香「もう、どこにも行かない…?」
優真「行かない…」
優真M
行けない…
春香「1人に…しない?」
優真「しない…」
優真M
きっとさせてくれないだろう…でも………
春香「埋め合わせ、ちゃんとしてね…」
優真「わかった…」
春香「じゃあ、待ってるね。帰ってくるの。」
優真「…ありがとう」
優真M
ありがとう。
そう言って、電話を切った。
____翌日、好きと伝えた公園にて____
春香「おかえり」
優真「…ただいま」
春香「…何となく、おばさんから聞いちゃった」
優真「…」
春香「目、ほとんど見えなくなっちゃったんだね…」
優真「角膜移植で、多少は視力が回復したけど…完全に戻ることはないって。」
春香「聞いた…」
優真「叔父さんにも、就職の話は無かったことにしてもらった」
春香「それも、聞いた」
優真「卒業したら、東京で暮らす…この目がいつ見えなくなるか分からない…いつでも病院に行けるように…」
春香「……それは、聞いてない…」
優真「だから…卒業したら…」
春香「嫌だよ」
優真「え…」
春香「1人にしないって、言ったじゃん…」
優真「…」
春香「置いていくな…連れて行ってよ…」
優真「迷惑掛ける…」
春香「迷惑なんて思わない」
優真「俺が嫌だ…」
春香「置いて行かれるのも嫌だ…」
優真「今は経過観察で退院出来たけど、今度どうなるか分からない…」
春香「…見えなくなるの…?」
優真「分からない…だからいつでも病院に行けるように、ここを出ていく…」
春香「私は…!私は、一緒に行っちゃダメなの…?」
優真「…俺のためにお前の人生を無駄にできない」
春香「私は!(泣きながら)……私は、優真がいないと、楽しくない…優真が一緒じゃないなら、何しても楽しめない…!」
(春香はしばらく泣きの演技を入れてください)
優真「俺じゃなくてもいいだろ…!こんな、好きなやつの顔も見えなくなるようなやつ…最低なだけだろ…」
春香「…優真が私の顔を見れなくなったって…声が聞ける、手を繋げる…一緒に歩ける…それじゃ、ダメなの?」
優真「俺は、お前に…春香に幸せになって欲しい…俺じゃ幸せに出来ない…」
春香「(被せて)私の幸せを、優真が勝手に決めないで!」
優真「…!?」
春香「私の幸せは、私が決めるの…それが例え優真に言われた事でも、私にとって幸せじゃなければ、それは私の幸せじゃない!!」
春香「だから、勝手に決めないで…」
優真「…ごめん…でも…」
春香「…優真、私の事、好き…?」
優真「好きだよ…」
春香「私も好き。」
春香「優真、優真の目がどうなっても、私は優真の隣に居たい。それじゃ、だめ?」
優真「…」
(少しの間)
春香「(泣き止んで何かを決心する)……よし。優真」
優真「…?」
春香「優真の人生、私に頂戴」
優真「…え、お前、何言って…」
春香「私の幸せは、優真の隣にいること。一緒に居られること。だから、私の幸せのために、優真の人生を私に頂戴」
優真「…なんて傲慢で強欲な…」
春香「目が見えないとか、関係ないの。私が目になればいいだけじゃん!」
優真「お前、そんなに行動力あったか……?」
春香「やればできる子なの。やらなかっただけなの。」
春香「…だって、優真優しいから、私を甘やかしてくれるから、つい、やらなかったの。」
優真「…俺の今までの苦労を返せ…」
春香「お、やっといつもの感じになった?」
優真「お前が突拍子もないこと言うからだろ…」
春香「…でも、私本気だからね」
優真「…お前、ほんとに馬鹿だな…」
春香「…馬鹿じゃなくて、優真が好きなだけだよ」
優真M
春香は強い…
春香の幸せのために、俺は離れるべきだったのに
もう何を言っても、春香の意思は頑なだった。
いずれ、俺の目は色を完全に失うかもしれない。
それでも、春香は隣にいると言ってくれた。
好きだと、言ってくれた…
そんな春香に、俺はこれから何ができるだろう…
春香「優真、好きだよ!」
____数年後____
春香「優真、準備できた?」
優真「出来た…と思う」
春香「もぉ、しっかりしてよ!」
優真「仕方ねぇだろ!ちゃんと見えるの…久しぶりなんだぞ…」
春香M
その後、優真は左目の視力を完全に失った…。
その後を追うように徐々に薄れていく右目の光…
それでも優真は、視力回復が望めるものはなんでも試した。
結果、試験的に運用されていた新薬が視力の回復に役立ち
右目の視力は少しではあるが回復。
メガネをかければ顔や文字の識別が出来るまでになった。
左目の失明については、今後回復することは無いと診断を受けたが、右目がこれ以上見えなくならないなら良いと言って、あまり気にしていないようだった。
そして今日、私達は
私達の幸せに向かって歩き出す。
優真「春香?」
春香「ん?」
優真「…変な顔」
春香「…変な格好」
優真「これからも、迷惑かけるけど…」
春香「迷惑なんて思わないよ」
優真「値段見ずに何か買うかもしれないけど…」
春香「眼鏡かけてよ…」
優真「ありがとう」
春香「何に対して?」
優真「全部」
春香「具体的に」
優真「春香がいてくれた事に」
春香「…」
優真「出来ることは少ないけど、俺のためにしてくれた分、少しずつ返すよ。そんで、死ぬまで笑っていられるように、2人で幸せになろう」
春香「俺が幸せにするって言わないんだ」
優真「言って出来なかったら、お前拗ねるだろ」
春香「子供じゃないから拗ねませーん」
優真「そう言う所だよ、子供っぽいのは変わらないんだな」
春香「変に大人振ったって、似合わないの知ってるからね」
春香「私は私らしく!がモットーなのですよ」
優真「はいはい」
春香「…優真」
優真「ん?」
春香「手、離さないでね」
優真「…任せとけ」
優真M
これから先、辛い思いをさせるかもしれない。
苦労させるかもしれない
俺と一緒にいるのが苦痛になるかもしれない
それでも良いと春香は言ってくれた…
1人じゃ出来ないことでも、
2人一緒ならなんとかなる。
笑いながら、そう言ってくれた。
だから
きっと、これからも
手を繋いで歩いていける。
春香「優真、行こう!」
優真M
2人で、この先もずっと…。
_____
きっと、これからも手を繋いで歩く女の子 荒屋 猫音 @Araya_Neo
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