第47話
「そうですか、あなたが咲希さんのとこの。事情はある程度聞いておりますのでご安心ください」
桃先生は、どうやらこちらの事情をある程度きいているらしく、なにかあった時は対応するようにたのまれているらしい。
親衛隊の存在もあるのを知っていて、そちらが、おかしな事をしないようにすでに教師陣でも対応をねっているそうだ。
「対応の一つとして生徒会長を同じクラスにしてますので一緒にいれば、簡単には手を出してくることはないでしょう。そして、勇斗さんには生徒会長権限を用いて生徒会に入ってもらいます。生徒会に入ればその権利を持ってすれば身の安全も守ることが出来るでしょう。あくまで私達教師陣は、生徒の自主性を尊重するを旨としています。」
なるほど、あくまで生徒同士で対応するように事前にサポートしてくれたんだな。なにも無いよりは、助かるけど、いきなり生徒会に入って俺は、大丈夫なんだろうか?こういった経験はまったくないので迷惑にならないだろうか?
「大丈夫だよ、勇斗君。生徒会といってもそんな難しいことをするわけじゃない。しばらくは雑務をしながら色々覚えていけばいいさ。それに2年の最後までやっていれば3年になる頃には色々落ち着いているだろうさ」
3年になる頃には確かに落ち着いているだろう。仕方ない生徒会に入って落ち着くまでは大人しくしておこう。
「教科書などは、夏休みが終わる2日前にはこちらに用意しておくのでまた取りにきてくれないかな?あとは、この書類にサインをしてくれたらあとは自由に学園を見てもらっていいわよ。これから通うことになるんですから、ゆっくり見て回って」
俺は、言われた通り書類にサインをして職員室を後にする。先生がいい人みたいでよかった、これなら安心して、通うことが出来そうだ。
「おかえりなさい御兄様、小桃先生はどうでしたか?」あっやっぱりその名前で通っちゃってるんだ、確かに小さくて可愛らしい先生だったけど
「先生は本当にいい人みたいで安心できたよ。それに色々考えてくれているみたいで驚いたよ。それで先生からも言われたんだけど、どうやら編入したら生徒会に所属することになるみたいなんだ。」
「せっ生徒会にですか?それはつまり夏希ちゃんと共に過ごすってことですか?ずっずるいです。御兄様の、ことは私が守ってみせます。生徒会に入る必要はありません」
咲希は、そう言ってくれるが初等科とは、距離があるし咲希にばかり頼ってはいられない。俺自身の力で乗り越えることが出来なければ駄目になる気がする。
「大丈夫だよ。夏希さんも色々サポートしてくれるし、それにせっかく新しい学校に来るんだから頑張って見たいんだ」
「御兄様がそういうなら、でっですがなにかあったら絶対に教えてくださいね。私だって御兄様の力になれるんですから」
咲希は本当に優しいな、咲希に出会えてよかった。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663784805456
ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします
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