第45話

写真集の件から数日夏休みの終わりも間近になり今日は編入する学園に細かな手続きや挨拶をするために学園へ向かうことになった。


「さっ御兄様今日はついに学園に行く日ですね。挨拶がメインになりますので気負わずとも大丈夫ですからね。」咲希は、案内出来るからかいつも以上に張り切っていた。


「学園に関しては、知らないことばかりだから色々教えてくれると嬉しいな。」


「はい、任せてください。私がちゃんと学園の表から裏のスポットまで教えちゃいます」


裏のスポットって何なんだろうな?あまり変なことは覚えてほしくないんだけど、そんなことを考えながら学園に咲希と共にむかった。


「こちらが、これから御兄様も通うことになる夢ヶ丘学園に成ります」


咲希に連れて来られた夢ヶ丘学園は、入口からして違っていた。幼稚園から大学院まであり、学園そのものが一つの都市に近い巨大な学園都市だった。

 今いるのはそんな学園に入るための厳重な警備を敷いている警備室前だった。


「警備お疲れ様です。こちら本日編入手続きを受けにきた要重要人になります。こちらがそれを証明する書類になりますので確認お願いします」


咲希は、どう見てもいかつい警備の人に、怖気づくことなく冷静に話を進めている。しかし、要重要人ってなんだよ、俺どんな扱いされてんの?


「では、こちら拝見致します。」警備の偉い人なのだろうか、こちらを一目見て手紙を確認している。

「なるほど、そちらが、確かに要重要人になりますね。では、本日はゲストカードを出しますので帰るさいに返却していただけたら。山川ゲストカードを一枚すぐ用意をしろ」偉い人の指示のもと俺用のカードが用意されるようだ。よかったこれでとりあえず中に入れるようだ。


「さて、御兄様これで中に入れますが、このカードは大切になさってくださいね」俺はさっそくカードを受け取り無くさないようにすぐしまった。


「それと御兄様すぐ分かると思いますが夏希お姉ちゃんは、すぐ気づいてこちらに、いえもう来ましたね。優秀な方ではあるのですが身内や一部の方には大変は〜あとは、実際見てですね。」


「しゅぁーきちゃーーんあいとゅあかったよー」うわっなんかデジャヴなような気が、やっぱりこれは雪ちゃんの姉だからなのか?この姉あってあの雪ちゃんがいるってことなのかな。


「夏希お姉ちゃんいえ、生徒会長しっかりしてください。今日は、仕事をしてもらう為に登校してもらったんです。」


「もう咲希ちゅあんは、せっかく夏休みで会えなかった分の咲希ちゃん成分の補充しようと思ったのにいけずー」


「だから、その咲希ちゃん成分ってなんなんですか?それに、もしそんな成分あるならそれはすべて御兄様に注ぎます。生徒会長にあげる分なんてこれポッチもありませんからね」


「はーいつも以上に厳しいね、今日の咲希ちゃんは。それで彼が例の御兄様ね、雪ちゃんに聞いていたけどこれはなかなか。なるほど雪ちゃんが夢中になるなんてね。きっと魅力たっぷりなんだろうね」


「雪ちゃんが夢中?まー確かに甘えてきたことはあるけど夢中なんてだれになんだろう?」


「夏希お姉ちゃん余計なことは言わなくていいですから。ほら私は、御兄様を学園を案内する義務があるんです。御兄様は夏希お姉ちゃんと同じクラスになるんですから、生徒会長として色々書類手続きして、私に御兄様をかえしてください。本来なら、誰にも任せたくないのです、御兄様のことは私が全部してあげたいんですから」


「愛されてるねー そのほんの少しの愛情を私や雪ちゃんに分けてくれたらどんなどんな雪ちゃんが喜ぶことか」


「全く無いですから。ですが、雪ちゃんや夏希お姉ちゃんは大事な親友と思っていますから。だから御兄様をおまかせするんですからね」





ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る