第44話
俺は、内心疲れながら咲希の写真集を持って帰ってきた。咲希自身使えと言ってきたんだから使ってやろうじゃないか。使い方は自由でいいんだろ?
「おかえりなさい、御兄様なにか気になるものはございましたか?重いものならスタッフを派遣いたしますが」
「ただいま咲希、そうだね気になるものはあったから持ってきたよ。咲希と一緒にみようかと思って」
「はい、楽しみです。ささ行きましょう」咲希は、俺がなにを持ち帰ったのか分かってないみたいだ。よし、それなら兄としてしっかりしないと
「荷物を整理と思っていったらこんな物があって咲希はどう思う?」俺は、咲希が用意した写真集を目の前に置いた。
「あっあの御兄様?もしかして怒っていらっしゃいます?」咲希は怯えた顔をしながらこっちを見上げた。
「そうだね、実際怒ってるのかと言われたら微妙だけどね。どうして、咲希はこんなのを用意したのかな?」
「御兄様は、男の人なので高校生ですし、その色々あると理解しています。でも、どこの誰かをみてされるのが嫌だったんです。ですから少しでも私を見てほしくてやってしまいました。ごめんなさい」
「は〜まー正直色々あるのは本当だしね、でもまだ咲希には早いからね。全くどこでこんなことを覚えて来るのか。」
「それは夏希お姉ちゃんからです、夏希お姉ちゃんに相談したら色々教えてくれました。」ここで、まだ会ったことのない夏希さんが出てくるのかー、話を聞いてたら優秀な人だと思ったのに、あれか?雪ちゃんのお姉ちゃんだからなのか?雪ちゃんはその姉の影響受けちゃったのかな?
「そっか〜夏希さんか、これは会うのが楽しみだな。生徒会長さんだし、雪ちゃんのお姉ちゃんだしね。オ・ハ・ナ・シをちゃんとしないと教育に悪いし」
「おっ御兄様あまり夏希さんを怒らないであげてください。やり方は確かに駄目だったかもしれないですが真剣に、私の話を聞いてくれて一生懸命相談に乗ってくれたんです」
「そう聞くと怒るに怒れなくなってしまうんだよな。仕方ない、咲希にとって悪い人じゃないんだね?」
「はい、夏希お姉ちゃんは仕事は優秀ですが、プライベートがちょっと残念なとこがある憎めないお姉ちゃんですから」なんか話を聞いていたら、怒る気がなくなってきてしまった。
「わかった。夏希お姉ちゃんは怒らないようにするよ。悪い人じゃないみたいだしね。でも、咲希にはまだ色々早いからそこは理解してね。それに、咲希が可愛いのは理解してるからちゃんと咲希のこと見てるからね」おでこにちょっと強めのデコピンをして許すことにした。
「じゃそんな可愛いい咲希自慢の写真集だし、一緒に見ようか、作る時の話も聞いてみたいな。」
ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます