第34話
二人で、楽しい時間を過ごすと時間が経つのがすごく早く感じてしまう。いつの間にか予定の時間がすぐそこまで来ていた。
「今日は、色々あったけど凄い楽しい時間だったよ。これも全て咲希のお陰だね。ありがとう」
「いえ私こそ、今日は、恥ずかしい姿をお見せしてしまい申し訳ありませんでした。ですが、今日のは私もとても楽しい時間でした。それに、今日からは、この子もいますし。」
咲希がいうこの子とは、ふたりでゆっくり店を見ながら歩いている時にふとゲーセンが目に入りちょっと寄っていこうということになった。
咲希はゲーセンに行く機会が今までほとんどなかったのか見るもの全てを珍しそうに見ている。
そんな中で目だけじゃなく足も、止まってみたいのはクレーンゲームだった。そうだ、初デートの記念に二人で、咲希の好きなものが入ってるクレーンゲームを選んで一緒に取ってみないかと提案してみる。
咲希はすぐにうなづき色々あるクレーンゲームを物色していく。そして、選んだのが声に反応して、簡単な動きや鳴き声を出す猫のヌイグルミだった。
俺達は協力しながら、徐々に場所を、ずらしていき最後に咲希が押し込んで落とすことに成功した。
咲希は手に入れたぬいぐるみを大事そうにむねの前で両手で抱きしめながら満足気な顔をしていた。
咲希が喜んでくれてなによりだ
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