第6話

幼女が俺の瞳を見つめ一息つくと俺に問いかけてきた。

「なぜ私が血の繋がらない娘だと話した理由は分かりますか?」


俺は少し考えて何通りかの仮説は建てたがあまりにも馬鹿らしい答えになりそうなので正直に

「何通りか仮説は建てたが正直ありえなすぎて分からないんだ。良ければ教えてくれるかな?え〜と、咲希ちゃんでいいのかな?呼び方は」


「仮説がたつだけでも今の時点なら良しとしましょう 呼び名は咲希ちゃんでも サッキーでも構いません これから長い付き合いになると思いますので好きな呼び方をしてください」


御兄様から咲希ちゃんと呼ばれてしまいました。何でしょうこの感覚は?もっと呼んでほしいです、咲希ちゃん以外なら御兄様はなんて呼んでくださるでしょうか?でもまた、咲希ちゃんとも呼ばれたいし、でもでも御兄様なら咲希と呼び捨てなんかも捨てがたいですね。サッキーなんかも気軽な友達みたいで悪くないかもです。


この幼女、いや、咲希は見た目どう見ても幼女だし小学三年くらいだろうか?なのに口調や考え方が大人びてるんだよな。最近の子はみんなこんなに大人っぽいんだろうか

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