第2話

祖母が亡くなり、遺品整理などをして落ち着いたのは亡くなってから二週間経ってからだった。

葬式などは、近所の祖母の世話などになった人達が手伝ってくれたおかげで無事済んだ。


俺にとって、身内といえる人が誰もいなくなりそんな俺に残ったのは、両親が事故で亡くなった時に入った残り僅かな保険金と祖母の保険金と祖母の家だった。


今後のことを考えると、不安しかなかった。一人暮らしは初体験だし、生活費などの支払いは祖母がしていたのでなにもわからないのだ。

 幸い今は、夏休みの半ばで学校がないので、自力で調べて生活基盤を立て直していかないと夏休み明けの学校が始まるまでになんとかしなければ学生生活が、終わってしまうかもしれない。


まずは、最低限ご飯を作れるようになるところからかな?この2週間はコンビニや、スーパーの弁当や惣菜で過ごしていたが、残ったお金を考えると自炊して食費を抑えることを考えなければならないし、洗濯なども、やらなければ鳴らない。一人になった途端、今まで祖母に頼っていた自分が、情けなくなり、いない事を、悲しく感じてしまった。


駄目だ、こんなとこでクヨクヨしては、いられない。悲しんでも現実は変わらないし、生きるためには行動していくしかないんだから

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