第6話図書館にて
お馴染みの腑抜け者でござる。
大名とは知行1万石以上の武将で、慶長5年の時、ざっと大名は280人。
我が主君薩摩藩は約70万石とも60万石とも言われており申す。
義弘公は第17代島津家の当主であり、江戸時代その息子島津恒久が初代薩摩藩藩主となり申す。
騎馬武者に約5人の足軽が付き、一万石あたりざっと250人と言われまする。
「あいや、しばらく」
「そなたは誰じゃ?」
「宇喜多秀家と申すもの。島津殿にかくまっており申した」
「ほうほう。そうでございましたな」
「しかし、その島津殿が行く方しれず。早く、義弘殿を元の時代に返してくだされ」
「そは、面妖至極。まだ、それがしもわからぬでござる」
「義弘殿無くば、腹を切る」
「そう、早まる事はございませぬ。間もなく、戻り申すうえ、お待ち下され」
さて本文へ。
「殿!ここは何処でござる」
「図書館だよ。ちょっと古い本で確かめてみるよ。歴史ではどうなっているのか?」
2人は関ヶ原の戦いと島津の歴史書を読んだ。
「何々、島津義弘は敗走中、井戸に転落して行方不明となり、息子恒久が父親の代わりに当主となり、家康の征伐軍と一戦交えるところを知った西国武将は殺気立ち、遠征軍は諦めて、島津の領地は安堵された。か〜」
義弘は、週刊誌のグラビアアイドルに釘付け。
「義弘さん、あんまり歴史は変わってないよ!」
「それは、それは、安堵致し申した。しかし、殿、アタイは井戸にひっちゃえた。また、井戸さねひっちゃえたら戻るのではなかろかい?」
岡田は、やってみる勝ちはあると感じだ。
意味が分からないが、義弘はやってみたいと懇願して、ロープと浮き輪を購入して。古い田舎の家の井戸を見つけた。
そして、どうやる義弘?
殿!令和でござる! 羽弦トリス @September-0919
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