第2話 春樹という人物

第2話 春樹という人物

あの日から3ヶ月が経った。私はまだこの箱の中に居る。

「んーっ今日は天気も良いし、中庭で読書しようかな」

 ベッドの中で伸びをして、息を吐いた。 

4月になり、桜の舞う季節になった。病室から見える花木は誇らしげに花を咲かせている様だ。

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雪の音 睦月 龍 @19880117a

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