28話:Bランクへの進化
俺はランドウルフを食べ終え、平原を飛びながら辺りを観察する。
うーん…見た感じここら辺にはランドウルフとかが多いな、なんか居ねえか…ってお、馬が走ってんじゃねえか、近づいて鑑定してみるか。
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ランドホース
Lv 17/25
HP 133/133
MP 55/55
攻撃力 58
防御力 41
魔力 33
素早さ 169
ランク E−
特殊スキル
【野生の感Lv--】【跳躍Lv2】【疲労急速回復Lv3】
耐性スキル
【物理耐性Lv3】
攻撃スキル
【後ろ蹴りLv4】【突進Lv1】
魔法スキル
【クイックLv3】
称号
【臆病】【疲れ知らず】
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ふーむなるほどな、速さに特化してる感じか、まあ馬だもんな…んでやっぱそんなに強くはねえよな…あいつは倒さなくて良いな…。
なんか良いの居ないか?あんまり雑魚狩りするのも気が進まないしな…でもこのまま見つからなきゃそうするしかねえな…。
そう考えながら飛んでいると、巨大な何かが走っているのが見えた。
おん?何だあいつ、遠くでよく見えねえが…ちょっと確認しに行ってみるか。
俺はその何かへと飛んでいき、その姿を確認する、それはとても巨大なバッファローだった。
でっけぇなあいつ…俺と同じくらいあるんじゃねえか?とりあえず鑑定してみるか…。
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フェロバッファー
Lv 38/55
HP 543/543
MP 161/161
攻撃力 256
防御力 289
魔力 231
素早さ 321
ランク C
特殊スキル
【野生の勘Lv--】【金剛力Lv4】【砂かけLv3】【ブレイクLv3】
耐性スキル
【物理耐性Lv5】【魔法耐性Lv3】【毒耐性Lv3】【麻痺耐性Lv2】【気絶耐性Lv3】
攻撃スキル
【突進Lv7】【グランドスタンプLv3】【ブレイクホーンLv4】【後ろ蹴りLv3】
魔法スキル
称号
【凶暴】【追跡者】【疲れ知らず】
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ランクC…!これなら5Lv上げるのには充分な相手だ!物理方面のステータスはかなり高い…が魔力とかその辺りは低いな…てかこれなら飛びながら魔法撃つだけで完封出来るんじゃ…。
そう思った俺はフェロバッファーに向かってライトニングを放つ、フェロバッファーに雷が当たり、フェロバッファーが怯む。
やっぱ魔法はかなり効くっぽいな、まあ魔力低いもんな…このまま魔法で攻め続けてやるか、卑怯かもしれねえがわざわざ降りて戦ってやる義理もねえからな。
俺はライトニングでフェロバッファーに雷撃を浴びせていく。
【ライトニングのLvが3から4へと上がりました】
やっぱあいつは俺に何も出来てねえな、このまま終わらせてやるよ。
俺はひたすらライトニングをフェロバッファーに撃ち続ける、フェロバッファーが俺から距離を取るために俺がいる方と逆の方へ走っていく。
あ!逃げようとしてやがる!んな簡単に逃すと思ってんのか!
俺は翼を動かしてフェロバッファーを追跡する。
あいつなかなか速いな…!だが素早さのステータスは俺が勝ってる!悪いが逃げ切れると思うんじゃねえぞ!
俺は飛んでフェロバッファーを追跡し、フェロバッファーに追いついた。
うし!追いついた!魔法で完封しようと考えてたが…!めんどくせぇ!一撃で仕留めてやるよ!
俺は腕にオーラを纏わせ、フェロバッファーの元へと急降下し、奴の体を引き裂く、フェロバッファーの体が横に倒れる。
俺は続けてフェロバッファーの体を爪で引き裂く、フェロバッファーの体が倒れ、息絶える。
【経験値を1723得ました】
【アルヴェイルのLvが60から65へと上がりました】
【LvがMAXまで上がった為、進化が可能です】
よっしゃ、経験値は足りたみたいだな!これで進化出来る…早速進化先を見てみるか!
俺はいつもの様に進化先が見たいと念じると、頭の中に進化先が表示される。
【レイ・ゼル:ランクB】
【ゼルディス:ランクB】
【セフレール:ランクB】
【リルベイズ:ランクB】
今回は全員Bなんだな…よしじゃあ一番上から見ていこうか。
【レイ・ゼル】
【オーラを操る事に特化した竜、オーラを操る精度においてレイ・ゼルに勝る者は居ない】
【オーラを巧みに操り、剣の様な武器をオーラで作り出し、戦う事が出来る】
オーラ特化か、オーラの精度がかなり高いのか…無難に強そうだな、俺もオーラには今まで世話になったからな…。
でもそれより気になるのは、オーラで武器を作るって点だ、そんな事が出来んのか、俺もオーラ操作のLvを上げたら出来る様になるのかね…。
とりあえず選択肢としてはかなりアリだろう、んじゃ次を見ていくか。
【ゼルディス】
【闇の魔法を扱う竜、全身が漆黒に染まっており、悪夢の化身として恐れられている存在】
【幻覚魔法などと言った魔法を操り、相手を撹乱し仕留めることを得意としており、耐性を持っていなければ、まともに攻撃を当てる事は不可能だと伝えられている】
なるほどな…闇魔法に特化してんのか、幻覚魔法などの撹乱を得意としてる…か、使いこなせるかはわかんねえが使いこなせば強力そうだが…対策されたら終わりなのがちょっとアレだな。
正直俺的には無しかな…次を見ていこう。
【セフレール】
【魔法を操る竜、アルヴェイルの上位種であり、使う魔法の種類は格段に増えている】
【炎、風、雷、水、氷、地、爆などと言った数々の魔法を操る事が可能で、討伐は困難とされている】
アルヴェイルの上位種と来たか…使える魔法の種類と強さが上がるのか、そりゃ良いな、魔法の選択肢は多ければ多いだけ良いしな、だいぶアリだな、最後がどんなんか知らねえが今んとこの最有力候補だな!
ほんじゃ最後、見ていくとしようか…どんな奴なんだろうなっと!
【リルベイズ】
【非常に特殊な力を持つ竜、翼は翼膜が無く、飛ぶことは不可能だが、その代わり鎌の様な形状をしている】
【そしてリルベイズの特徴は自身の体を固有のスキルで変化させ、様々な姿に変化する事である、体の装甲を厚くし、翼を盾の様に変形させたり、尾を三又に分かれさせアームの様に変形させたりと言った、生物離れした能力を持つ】
な、なるほど、かなりっていうか…そもそも特殊とかで表して良いのか?何つうかロボット見たいな事が出来るんだな…生物なのかも疑わしい能力だぞ…。
さて、とりあえず誰に進化するかを決めていこうか…まず無しなのはゼルディスだな…撹乱を主に扱う…ってことは他の奴より戦闘力自体は低い可能性があるからだ。
後これは俺の問題だが…単純にそもそも撹乱とかを使いこなせる自信がねぇ、使いこなせなかったらこいつの本来の力を引き出せない、つまり勝てる相手にも負けちまう可能性がある、だからパスだ。
んで…リルベイズ…こいつもパスだな、まずそもそも変形がどこまで出来んのかわかんねえんだ、一応翼を盾に変形とか尻尾をアームに変形とかはあるが…それ以外がわかんないってのがある、そういう理由もあるから無しだ。
と,なると候補は二つに絞られる、オーラ特化のレイ・ゼルと魔法特化のセフレールだ。
まずオーラ特化、オーラはなぁ…本当に森では世話になった、魔法を防ぐ時とか、硬い相手を貫く時とかで何度も助けられたスキルだ、だからオーラ特化も全然無しではない…。
だが、オーラに特化するのは違う、オーラは他の物があってこそ強いんだ、魔法にオーラを混ぜて威力を上げたり出来るからオーラは強いんだ、オーラだけでは強さも半減しちまう、フィジカルだけで戦うならまだしも、俺は魔法も普通に使う、だったらオーラだけに特化するのは無しだ。
だから俺はセフレールにする、セフレールはアルヴェイルの上位種…つまりフィジカルも決して弱いわけじゃ無い、それに魔法の種類が増えるってのも良い、手札が増えるってのはかなりメリットがでかい、だから今回はセフレールに決まりだ!
そう決めた時、いつもの体が作り替えられる感覚が俺を襲い、進化が始まった。
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