15話:怒りのロックドラゴン

暗い森の中で俺は目を覚まし、欠伸をしながら体を起こす、思ったよりも疲れが溜まっていたのか、結構寝てしまった。


結構寝たな…知らんうちに疲れでも溜まってたか?さて、どれくらい回復したか、確認しておくか。


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アルヴェイル

Lv 1/65

HP 338/351

MP 286/286

攻撃力 273

防御力 309

魔力 279

素早さ 228

ランク C+

特殊スキル

【鑑定Lv--】【野生の勘Lv--】【竜鱗Lv4】

【アナウンスLv--】【飛行Lv6】【硬鱗Lv4】

【火事場の馬鹿力Lv--】【気配感知Lv5】【ドラゴンオーラLv2】【不屈Lv--】

耐性スキル

【物理耐性Lv4】【魔法耐性Lv4】【酸耐性Lv3】【毒耐性Lv3】【麻痺耐性Lv3】【落下耐性Lv3】

攻撃スキル

【ドラゴンファングLv5】【ファイヤブレスLv5】【ドラゴンクローLv5】【ドラゴンパンチLv5】【ドラゴンテイルLv5】【翼風刃Lv5】【スカイダイブLv3】【ウィングアタックLv4】

魔法スキル

【ファイアランスLv2】【アクアバレットLv2】【デューンバレットLv2】【アイスランスLv2】

【ヒーリングLv2】【マナシールドLv2】

称号

【転生者】【勇敢な者】【追跡者】【下剋上】【不屈の精神】【魔法使い】

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うっし、ほとんど回復してんな、これなら全然活動しても問題ねえだろう、体力も回復したし、腹も減ったし、狩りに行くか。


俺は森を歩き、獲物はいないかと気配感知をしながら森を探索する。


結構腹減ってるしガッツリ食いてえんだよな、フォルブサーペントみてえなでけぇ奴が出て来てくれりゃいいんだがな。


そんな事を考えていると、気配感知に何かが引っかかる。


おっ?なんか引っかかったな、方向は…東の方か、行ってみるか。


俺は少し警戒しながら気配の方へと足を進めていく、だんだんと気配が強くなっていき、気配の主の姿が見えた


「ブルルルル…」


でっけぇ牛だな…鑑定するか。


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ワイルドブル

Lv 23/35

HP 221/221

MP 93/93

攻撃力 127

防御力 117

魔力 51

素早さ 137

ランク Dー

特殊スキル

【野生の勘Lv--】【砂かけLv3】

耐性スキル

【物理耐性Lv3】

攻撃スキル

【突進Lv6】【ワイルドホーンLv3】【キックLv3】

魔法スキル


称号

【追跡者】

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Dーランクだけど…こいつそんな強くなくね?スキルが全然ねえし、よし、今日の飯はあいつに決まりだな、覚悟しやがれ!


俺はワイルドブルへ駆け出す、それに気づいたワイルドブルが俺に背を向け逃げようとする。


おっと逃げやがった、別に追いつけるが…どうせだしスキルの試し撃ちしてみるか、デューンバレット!


俺は土の弾丸を5発ワイルドブルへと発射する、土の弾丸がワイルドブルの体に命中し、ワイルドブルが怯んで足を止める。


おっしゃ怯んだ、一瞬で決めてやる。


俺は怯んだワイルドブルへ近づき、ドラゴンクローを発動させると、爪が炎を纏う、俺はそのままワイルドブルへと爪を振るうと、ワイルドブルの首が一刀両断される。


ワイルドブルの体が首を斬られたことに少しの間気づかず走り、血を噴き出しながら体も倒れる。


【経験値を352得ました】

【アルヴェイルのLvが1から15へと上がりました】


一瞬で終わったな、やっぱ結構強くなってんな俺、てかドラゴンクローに炎が纏ったよな?出来るようになったのか、ってことは他のやつも出来るようになったのか、今度試してみっか、さて、ステータスどれくらい上がった?


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アルヴェイル

Lv 15/65

HP 338/398

MP 278/343

攻撃力 322

防御力 339

魔力 347

素早さ 264

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魔力方面の伸び以外はまあ普通くらいか、まあこの調子で伸びてけばステータスはあいつに並べそうだ…さて、ステータスの確認はここらにして飯にするか。


俺はワイルドブルの死体に近づき、いつも通りブレスで焼いていく、焼き上がったワイルドブルは脂が乗っていて美味しそうだ、俺はワイルドブルに齧り付く、齧り付くと口の中に肉汁が溢れる、そして脂が乗っており肉も柔らかい。


う、うめぇ…!流石牛と言うべきか…今までで一番うめぇわ、なんといっても脂が乗ってんのが良い、アルクバニーも脂は乗ってたが、そんなの比べもんになんねえわ。


俺は一口一口味わい、完食する。


はー美味かったな、牛最高だな、久々にあんな美味い肉食ったわ、腹ごしらえも済んだし、Lv上げの時間だ、強いやつが居たらいいがな。


俺は森を歩き気配感知を発動させ探す、いくつか気配に引っかかるが、どれもアルクバニーとかの気配ばかりだ。


はあ…強そうなやつの気配がねえな…かれこれ5時間は探してるぞ…ちょっと休憩するか…。


俺はその場で座り込み、休んでいた。


困ったな…経験値を稼ぐなら強い奴と戦うのが良いんだが…強い奴が居ねぇ、別にそこまで強くない奴を倒しまくるのもいいが…非効率だしな…どうしたもんかね…。


「ゴオオオオオオオオッ!!!!」


そんなことを考えていると遠くから咆哮のようなものが聞こえてくる。


あ?なんだ?咆哮?聞こえるってことはこの近くにいんのか、何が叫んでやがるんだ?


俺はその声の方向へと駆けていると、俺はその声の主の場所に着いた、その声の主は5m程は確実にあるであろう岩のドラゴンだった、その岩のドラゴンは俺が着いても咆哮を上げていた。


「ゴオオオオオオオオオオッ!!!!!!」


なんだあいつ…岩のドラゴン…?なんであんな暴れてやがるんだ?てか今まであんな奴見なかったぞ?とりあえず鑑定!


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ロックドラゴン

状態 激昂

Lv 30/60

HP 446/446

MP 213/213

攻撃力 392

防御力 479

魔力 197

素早さ 143

ランク C+

特殊スキル

【野生の勘Lv--】【竜鱗Lv5】【硬鱗Lv6】

【岩の甲殻Lv5】【再生力Lv3】

耐性スキル

【物理耐性Lv6】【魔法耐性Lv2】【炎耐性Lv3】【毒耐性Lv4】【雷耐性Lv3】【麻痺耐性Lv4】

攻撃スキル

【ドラゴンテイルLv6】【ドラゴンファングLv6】【ファイヤブレスLv6】【押し潰しLv4】【ロックアッパーLv4】【突進Lv5】

魔法スキル


称号

【堅牢】【強き竜】【追跡者】【森の主】

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ロックドラゴン…通りで岩見てえな姿してるわけだ、んでなんだこのステータス!!高すぎるだろ!特に防御方面がエグすぎる…!ロックドラゴンなだけはあるな、とりあえずあいつがどんな奴か鑑定しておこう…。


【ロックドラゴン:ランクC+】

【岩の甲殻を纏った巨大な竜、ロックドラゴンの鱗は非常に硬く、攻撃を全く寄せ付けないが、幼体の頃は岩の甲殻が成長しておらず、親に守ってもらわないと簡単に死んでしまう】

【とても強いが、非常に大人しく温厚な性格であり、こちらから手を出さない限り襲いかかることはないが、子持ちのロックドラゴンは気性が荒くなるため、子持ちのロックドラゴンには近づくなと言うのは常識である】


子持ちだからあんな暴れてんのか?だとしても流石になんかおかしくねえか?気性荒くなるってレベルじゃねえくらい暴れてるし…ステータスの状態にある激昂って…なんでそんなキレてるんだ?


そんなことを考えながらロックドラゴンを見ていると、ロックドラゴンがこちらを向き、俺に走ってくる。


うお!?近づいてきた!?おいおい200m近く離れてるんだぞ!?なんでこっちにくるんだよ!!とりあえず逃げねえと!


俺は走って逃げようとしたが、その瞬間俺の前に巨大な岩が隆起し、俺の前を阻む、急に出てきたため反応できず、俺は岩に頭をぶつける。


痛てえ!なんだ!?巨大な岩!?ロックドラゴンのロックアッパーとか言うスキルか!?


そんなことを考えているとロックドラゴンがいつの間にか俺の所へ来ており、尻尾を振り下ろしてくる、俺はそれを右に移動して避けた後、空中に飛び上がる、ロックドラゴンが空中にいる俺を見ながら咆哮する。


「ゴオオオオオオオオオオッ!!!!!!」


近くで聞いたらクソうるせえな…!なんで俺を見て叫んできやがるんだ?俺なんもしてねぇだろうが!


そう考えている内にロックドラゴンは続けて口に炎を溜め、俺に放つ、俺はそれを左に飛んで避ける。


あっぶねぇ!くそが…やる気かよ…硬いから相手したくねえが…そこまで俺を殺してえならやってやるよ!覚悟しやがれ!


「グガアアアアアアアアアッ!!!!!!」

「ゴオオオオオオオオオオッ!!!!!!」


俺が叫ぶと同時にロックドラゴンも叫び、森に2匹の竜の咆哮が響いた。


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