9話:人との戦闘


「ギャオオン…」


バディルウルフがファイヤブレスの炎で焼かれながら力尽きる。


【経験値を361得ました】

【ヴァルドのLvが25から26へと上がりました】

【ファイヤブレスのLvが2から3へと上がりました】


…全然苦戦しなかったぞ…バディルウルフが弱いわけじゃねぇ、実際ブレスだって避けられたし背中に攻撃を喰らったが…。


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ヴァルド

Lv 26/50

HP 192/240

MP 95/179

攻撃力 171

防御力 192

魔力 128

素早さ133

ランク D+

特殊スキル

【鑑定Lv--】【野生の勘Lv--】【竜鱗Lv1】

【アナウンスLv--】【飛行Lv2】【硬鱗Lv1】

【火事場の馬鹿力Lv--】

耐性スキル

【物理耐性Lv2】【魔法耐性Lv1】【酸耐性Lv1】【毒耐性Lv1】【麻痺耐性Lv1】

【落下耐性Lv1】

攻撃スキル

【ドラゴンファングLv2】【翼風刃Lv2】

【ファイヤブレスLv3】【ドラゴンクローLv2】【ドラゴンパンチLv3】【ドラゴンテイルLv2】【スカイダイブLv1】【ウィングアタックLv2】

魔法スキル


称号

【転生者】【勇敢な者】【追跡者】【下剋上】

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思ったよりもダメージが少ない…もしかして…ガルブロラとの戦いで死にかけたからわからなかったが…思ってたよりも俺は強いのか…?


まあいい、とりあえずこいつらを食べることにしようか、今回はMPに余裕があるからファイヤブレスで焼いて食べてみるか。


俺は使うMPを少なくしてファイヤブレスを弱くし、じっくりオルウルフとバディルウルフを焼いていく。


おっ、そろそろ焼けたな、さーて、まずはオルウルフから頂くとしよう。


俺はオルウルフへ齧り付く。


ふむ…食感は意外と柔らかいな、食べやすい、味はアルクバニーから油を少なくした様な筋肉質な味だ、結構美味いじゃねえか。


俺は3頭のオルウルフを完食する。


さて、あとはこのバディルウルフだな、こいつはどんな感じかな。


俺はバディルウルフに齧り付く。


うーむ、なんかオルウルフより硬いな?上位種だからか、んでこいつ油が全然ねぇ…別に不味いとは思わねえが…オルウルフの方が美味ぇな。


さて、腹ごしらえも完了したからまたここら辺探索してみるか。


そうしてここら辺を俺は探索していた、するとどこかから戦闘音が聞こえてくる。


おん?なんか戦ってんのか、戦闘中なら2体とも強さによってはやれるし、終わった後でも残った奴をやれば経験値稼ぎにはなるし…行ってみるか。


俺は戦闘音がした方へ駆ける。


ここら辺だったよな…さーて、どんな奴が戦ってるのかな。


そう思ってこの辺りを探していると、後ろにその音の正体がいた、その正体は俺が思っていた奴とは違った。


人間?なんだ人だったのか、4人組…冒険者パーティか、てっきりモンスター同士がぶつかり合ってると思ってたぜ…今モンスターを倒し終わったとこみたいだな、経験値稼ぎにもならなさそうだし、別に人を殺す趣味もねえし、さっさと別の所行くか。


そう思っていると、いきなり俺の体に痺れる様な痛みが走る


「グガアア!?」


俺は思わず声を上げる。


【魔法耐性のLvが1から2へと上がりました】

【麻痺耐性のLvが1から2へと上がりました】


あ!?なんだ!?これ電撃か!?まさか俺人間に攻撃されたのか…!?なんでだこっちなんもしてねぇだろうが!!!モンスターってだけで攻撃すんのかよ!?


そう思っていると続けて氷の槍とオーラの刃が俺に向かって飛んでくる、俺はそれをウィングアタックで打ち消す


やる気か…だったら容赦はしねぇ…やってやるよ!!と,言う前にまずは鑑定だ、相手の強さとスキルは知っておきてぇ。


俺はその冒険者達を鑑定する。


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グラナ・リーゼル

Lv 29/70

HP 133/133

MP 85/106

攻撃力 84(+30)

防御力 63(+32)

魔力 58

素早さ 122

ランク---

装備

【ラズナソード:ランクD】

【ラズナアーマー:ランクD】

特殊スキル

【根性Lv--】【クイックステップLv4】

耐性スキル

【物理耐性Lv1】

攻撃スキル

【オーラブレイドLv3】【剣舞Lv2】

【真空刃Lv2】

魔法スキル


称号

【剣士】【剣の才】【追跡者】

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リリス・レナイン

Lv 26/65

HP 79/79

MP 123/144

攻撃力 46

防御力 37(+14)

魔力 92(+51)

素早さ 50

ランク---

装備

【ホーリーケーン:ランクD】

【聖職者のローブ:ランクD】

特殊スキル


耐性スキル

【魔法耐性Lv2】

攻撃スキル


魔法スキル

【フォトンショットLv3】【フォトンアローLv2】【ファイヤボールLv2】

【ヒーリングLv4】【ワイドヒーリングLv3】

【ポイズンヒーリングLv3】【パラライズヒーリングLv2】【ホーリーシールドLv3】

称号

【治癒士】

【聖職者】

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ジラ・ドーベン

Lv 32/65

HP 87/87

MP 110/152

攻撃力 52

防御力 51

魔力 106(+60)

素早さ 56

ランク---

装備

【魔導士の杖:ランクD+】

【魔導士のローブ:ランクD+】

特殊スキル


耐性スキル

【魔法耐性Lv2】

攻撃スキル


魔法スキル

【ライトニングLv3】【アイスランスLv3】【ファイヤランスLv3】【デューンショットLv3】【ウォーターショットLv3】

【マナシールドLv3】【クイックLv3】【パワーLv3】【バインドLv3】

称号

【魔法使い】【魔導士見習い】【魔法の才】

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ガルゼ・ナーロン

Lv 28/60

HP 106/106

MP 61/73

攻撃力 72(+27)

防御力 61(+21)

魔力 64

素早さ 140

ランク---

装備

【ラズナナイフ:ランクD】

【暗殺者の衣:ランクD】

特殊スキル

【気配隠蔽Lv4】【気配感知Lv4】【罠感知Lv3】

耐性スキル

【毒耐性Lv2】【物理耐性Lv1】

攻撃スキル

【ポイズンスラッシュLv3】【アサシンスラッシュLv3】【斬烈刃Lv2】

魔法スキル

【爆裂罠Lv3】【パラライズトラップLv3】【ポイズントラップLv3】

称号

【罠士】【狩人】【暗殺者】

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は?え?ちょ待てよ、強くね??俺が想像してたよりずっと強いんだが、やばくね??武器で強化されてるせいで普通にステータス高いんだけど。


そんなことを思っていると女の剣士が俺に近づき剣で切り裂こうとしてくる、俺はそれを後ろへ飛び躱す。


速いな…隙を見せたら不味いな、なるべく隙を見せないように立ち回るか…。


その女の剣士は風とオーラの刃を放ったと同時に近づいてくる、俺は風とオーラの刃と近づいてくる女の剣士に対応しようとしたが、体が動かない。


体が動かねぇ!くそさてはバインドとか言う奴か!!発動の前兆なかったぞおい!!くっそあんなん食らったら流石に不味い!!無理矢理解くしかねぇ!!うおおおお!!!解けろおおおお!!!!!


俺は全力で抵抗し、拘束を振り解く。


「グガアアアアアア!!!!!」


俺は叫びながら翼風刃を撃つ、翼風刃が3発放たれ、風とオーラの刃を打ち消し、地面を抉る、女の剣士は翼風刃をギリギリで後ろへ下がり避ける。


おっしゃあ!!振り解いてやったぜ!!ここで女の剣士を行動不能にしておきたかったがひとまず十分だ、さて…。


俺は周囲に意識を集中させる、微かに気配を感じ、そこへファイヤブレスを放つ。


【気配感知Lv1を獲得しました】


集中すれば案外分かるもんだな、さて、そろそろ本気で反撃してやる!!


俺は治癒士の女目掛け駆ける、すると魔法使いの男が雷を俺目掛け撃って来るが、俺はそれをウィングアタックのオーラで防ぎ、魔法使いの男に翼風刃3連を発射し、そのまま治癒士の女へ接近する。


治癒士の女が魔法を撃ってきた、俺の体に魔法が当たるが、俺は気にせず爪で女が居た場所を抉る。


よっしゃ決まった…と思ったが手応えが無い?どこへ行きやがった?


そう思い周囲を探すと後ろの方へ治癒士の女を抱えている男が見えた。


そこか!!!!逃がすわけねぇだろうが!!翼風刃!


俺は翼風刃を男の目の前へ撃つ、男が横に避けた瞬間に俺は近づき、ドラゴンテイルをぶち込む、男は女を庇い俺のドラゴンテイルが直撃し吹き飛ぶ。


【ドラゴンテイルのLvが2から3へと上がりました】


あいつの防御力じゃこれで致命傷のはずだ、ここで速い奴をやれるのはでけぇ、このまま仕留めてやる。


そう思い、俺は拳を男目掛け振り下ろすが、突如壁が3枚浮かび上がり、俺の攻撃を止める。


この壁…さてはあの魔法使いの奴か!!


そう思っていると女の剣士が俺の背後に近づいてきていた、俺は振り向くが、その瞬間体を剣で切り裂かれる、そこで俺は即座に切られた瞬間最大出力のファイヤブレスを噴射する、壁が一枚女の剣士の前に出現するが、俺のブレスはそれをぶち壊しながら女の剣士の体を燃やす。


俺もやられたが…お前はそれ以上のダメージ負ったようだな…まずはてめぇからだ…終わらせてやる!!


俺は腕を振るって止めを刺そうとした時、氷の槍が複数飛んで来る、俺はそれをウィングアタックで防ぐ。


その程度の攻撃じゃ俺を止めれねえよ、さて、まずは一人…ってあ?


そして俺は女の剣士に止めを刺そうとしたが女の剣士はいつの間にか消えていた、周囲を確認すると女の剣士を男が担ぎ全員俺から離れ逃げていた。


あ!?くそしまった!あれは逃げるための攻撃だったのか!!無視して倒してやりゃよかったか!クソ待ちやがれ!逃さねえぞ!!


俺は奴らを追いかけようと駆けるが、が足が何かに引っかかり急に止まる。


くそ!この感じトラップか!!いつのまに設置してやがったんだ!!しかもこの痺れる感じ…これパラライズトラップかよ!止めるのに特化してやがる!!


俺はなんとかトラップを解くが、その頃には奴らは遠くに逃げていってしまった。


逃しちまったか…まあいいか、返り討ちには出来たしな、にしても…やっぱ俺結構強いみたいだな、ちょっと自信ついて来たな、さて、このまま経験値稼ぎとかに行きたい所だが、MPもHPも結構削られたし、今日は休むとするか…。


そして俺はその場で眠りについた。













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