8話:竜の力
あ…?俺寝てたのか…?俺は確か…ガルブロラと戦って追い詰められてギリギリのところで倒した後そのまま意識失ったんだよな…。
そう思い起き上がった時、違和感に気づく。
目が…見えてる?それに毒がかかった部分の鱗が再生してやがる…ドラゴンの再生力やべぇな…。
俺はそう思いながら、改めて自身のステータスを確認する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴァルド
Lv 23/50
HP 204/204
MP 132/132
攻撃力 131
防御力 153
魔力 94
素早さ108
ランク D+
特殊スキル
【鑑定Lv--】【野生の勘Lv--】【竜鱗Lv1】【アナウンスLv--】【飛行Lv2】【硬鱗Lv1】
【火事場の馬鹿力Lv--】
耐性スキル
【物理耐性Lv2】【魔法耐性Lv1】【酸耐性Lv1】【毒耐性Lv1】【麻痺耐性Lv1】【落下耐性Lv1】
攻撃スキル
【ドラゴンファングLv1】【ファイヤブレスLv2】【ドラゴンクローLv2】【ドラゴンパンチLv3】【ドラゴンテイルLv2】【翼風刃Lv1】【スカイダイブLv1】【ウィングアタックLv1】
魔法スキル
称号
【転生者】【勇敢な者】【追跡者】【下剋上】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かなりステータスが伸びたな…ガルブロラのステータスもう超えたぞ…さて、新たに覚えたスキルとか確認してみるか。
【スカイダイブ】
【生物を掴み、空中へ飛び相手を下敷きに急降下しダメージを与える技、高いところから急降下した分攻撃力は増すが、その代わり自身にくる反動も大きくなる。】
これは俺がガルブロラに対して使った技か…確かに俺にも結構な衝撃が来たからな、でもその分威力は高ぇ、十分切り札になるな、んで次は。
【ウィングアタック】
【自身の翼で相手を攻撃するスキル、MPを消費することでオーラを纏わせ威力の強化が可能】
これもガルブロラに使った奴だな…オーラを纏わせるってのは気になるな、後で試そう、んで個人的にかなり気になってたやつ!鑑定!
【翼風刃】
【翼に魔力を集中させ、MPを消費することで風の刃を発射し敵に攻撃するスキル、Lvが上がると威力が上がり撃てる刃の数が増える】
おお…ここに来てファイヤブレス以外の遠距離攻撃か!これはかなりありがたいぞ、さてとりあえずスキルはわかったからウィングアタックと翼風刃試してみるか。
まずはウィングアタックからだな。
俺はMPを消費し翼にオーラを纏わせる。
お?出来たっぽいな、どれどれ?
翼には水色のオーラが纏っている。
ほー、こんな感じか、悪くないな、んじゃ次は翼風刃だな。
俺は翼に魔力を集中させる、そしてそのまま思いっきり翼を振る、その瞬間風の刃が発射される、その風の刃は岩に当たり当たった岩が欠ける。
お、おお…威力はだいぶ高そうだ…これはいいスキルをもらったな、ファイヤブレス以外の遠距離はありがてぇな。
Lvが上がってステータスもかなり上がったし有用なスキルも手に入れたが、油断はダメだ、ガルブロラの時も死にかけた…ぶっちゃけ少し調子に乗っていた、それに俺には…戦闘経験が圧倒的に足りねぇ…最強を目指すならもっと成長しなきゃな。
とりあえずだな…腹が減った…なんか狩って食糧調達するか…。
そう思い俺は早速この場から離れ獲物を探す。
うーむ、なんか居ねえかな、どうせだしスキルがどんな使い心地か確かめて起きたいな…。
そう思っていると草横から影が飛び出し、俺に襲いかかるが、俺はそれを翼で防ぎ、翼で薙払う。
「グルルルル…」
あ?なんだこいつ、狼か?にしてはでけえな…とりあえず鑑定だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バディルウルフ
Lv 30/35
HP 142/142
MP 112/112
攻撃力 118
防御力 81
魔力 79
素早さ 132
ランク D
特殊スキル
【野生の勘Lv--】【雄叫びLv--】【仲間呼びLv--】【気配感知Lv4】【砂かけLv2】
耐性スキル
【物理耐性Lv2】【毒耐性Lv1】
攻撃スキル
【ブレイトクローLv3】【ブレイトファングLv3】
魔法スキル
【デューンショットLv2】
称号
【追跡者】【狩人】【群れの長】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バディルウルフ?なんだこいつ、ステータス的には全然だし、毒もねえしこいつ単体なら行けるだろうが…油断はしねぇ、まずはこいつについて知っておくか。
【バディルウルフ:ランクD】
【オルウルフの進化体、群れの中で最も強い個体がバディルウルフへと進化を遂げる】
【体が大きく、動きも俊敏で、強いモンスター相手には子分を呼び群れで仕留める】
群れで仕留める…か、仲間呼びとかのスキルを持ってたからまさかとは思ったがやっぱか、子分を呼ばれちゃまずいな。
とりあえず他のスキルも確認しておこう、特にこのデューンショットってのは初めてみるな、鑑定。
【デューンショット】
【MPを消費して土の弾を作り出し相手に発射する、地面が土の場合地面の土を使い作り出す、その場合MP消費は少なくなる】
なるほどな、一応気をつけた方がいいな…さて、仲間を呼ばれると厄介だ、なるべく速攻で仕留めてぇ、こっちから行かせてもらうぞ!翼風刃!
俺は翼に魔力を込め風の刃をバディルウルフに放つ、バディルウルフは横に移動し刃を躱すが、そこに俺は近づき腕を構える。
「グガアアア!!」
俺は腕をバディルウルフ目掛け振るうが、バディルウルフはそれを躱し、俺に噛みついてこようとする、そこで俺は翼にオーラを纏わせバディルウルフをぶっ叩く。
「ギャオン!!」
【ウィングアタックのLvが1から2へと上がりました】
あんなわかりやすい攻撃するとでも思ったかよ、まんまと引っかかったな?お前も火に弱いんだろ!焼いてやるよ!!
俺は怯んでいるバディルウルフにファイヤブレスを噴射する、それをバディルウルフはギリギリで立て直し避ける。
うお!?まじか!ファイヤブレスを避けられた!?あいつなかなか速いな…。
「ウォォォォン!!」
そう考えているとバディルウルフが遠吠えをする、そしてその後すぐにバディルウルフよりも小さい狼が3頭現れる。
くそ!仲間呼びか!!もう使ってきやがった!とりあえず呼ばれたもんは仕方ねぇ、強さを確認しておくか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オルウルフ
Lv 18/25
HP 94/94
MP 73/73
攻撃力 67
防御力 47
魔力 46
素早さ 98
ランク E+
特殊スキル
【野生の勘Lv--】【雄叫びLv--】【気配感知Lv2】【砂かけLv2】【仲間呼びLv--】
耐性スキル
【毒耐性Lv1】
攻撃スキル
【引っ掻きLv3】【噛み付くLv3】
魔法スキル
【デューンショットLv1】
称号
【追跡者】【狩人】【子分】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オルウルフ
Lv 15/25
HP 83/83
MP 61/61
攻撃力 59
防御力 38
魔力 40
素早さ 87
ランク E+
特殊スキル
【野生の勘Lv--】【雄叫びLv--】【気配感知Lv2】【砂かけLv2】【仲間呼びLv--】
耐性スキル
【毒耐性Lv1】
攻撃スキル
【引っ掻きLv3】【噛み付くLv3】
魔法スキル
【デューンショットLv1】
称号
【追跡者】【狩人】【子分】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オルウルフ
Lv 20/25
HP 101/101
MP 79/79
攻撃力 72
防御力 52
魔力 50
素早さ 106
ランク E+
特殊スキル
【野生の勘Lv--】【雄叫びLv--】【気配感知Lv2】【砂かけLv2】【仲間呼びLv--】
耐性スキル
【毒耐性Lv1】
攻撃スキル
【引っ掻きLv3】【噛み付くLv3】
魔法スキル
【デューンショットLv1】
称号
【追跡者】【狩人】【子分】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこそこ強えな…バディルウルフに加えこいつらも居るとなると少しきついな…。
そう思っていると3頭が俺に向かって駆けてくる。
早速来やがった!とりあえず一番弱い奴から仕留めてやる!
俺は一番遅い奴目掛け翼風刃を発射する、するとオルウルフは翼風刃に当たり体が切断され生き絶える。
【経験値を104得ました】
【ヴァルドのLvが23から24へと上がりました】
【翼風刃のLvが1から2へと上がりました】
よし!早速一体やれたのは幸先がいいな!
そう思っていると他の2頭がいつのまにか俺へと接近し、腕に噛み付いてくるが、痛みを全然感じない。
…全然痛くねえぞ…なんだ?こんなに効かねえもんなのか?
俺はそう思いながら両腕に噛みついているオルウルフを地面に叩きつける。
【経験値を228得ました】
【ヴァルドのLvが24から25へと上がりました】
子分が思ったよりも楽に処せたな…バディルウルフはどこだ…
そう思っていると突然背中に斬られたような痛みが走る、その瞬間後ろへ振り向き攻撃してきたバディルウルフの腹に噛み付く。
【ドラゴンファングのLvが1から2へと上がりました】
「ギャオオン!!!」
へっ、確かに痛かったが、ガルブロラにやられた時の痛みに比べりゃこんなの屁でもねぇよ!このまま一瞬でけりをつけてやる!
そして俺は口に炎を溜めファイヤブレスを噛みついているバディルウルフへ噴射した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます