4話:毒使いのガルブロラ
とりあえずなんか体力回復出来るもん探すか、強くなって、調子乗って腕試しとか言ってたけどこの体力じゃ死にかねないしな…よくよく思い出してみりゃ…転生する前も慢心して失敗したことがあったしな…まずはあの草とか鑑定してみるか。
【毒消し草】
【毒消し草の名の通り毒を分解する成分を持つ、すり潰して粉にし、ヒーリング草の粉と混ぜて薬にすると効果が飛躍的に上昇する】
毒消し草…今は要らねえんだよなぁ…俺が求めてんのは体力を回復させる草だからな、さて,次はこれだ。
【辛痺草】
【この草には麻痺毒の成分が含まれており、食べると若干の痺れを起こす、また、非常に辛い為、食べる者はそう居ない】
こんなのもあるのか…辛い…か、なんかに使えそうだな…覚えておこう。
それから俺は森を歩き回り、薬草を探したが、なかなか見つからなかった。
くっそ…!!どこにあんだよ…!!!ったく、こんなんじゃ日が暮れちまう…っておん?あの植物初めてみるな、見てみるか
【ヒーリング草】
【食べた者を癒す力を持つ、色んなところに生えており、生命力が強い】
こ、こ、これだあああ!!!!やっと見つけたぜえええ!!!いやー体力を回復させるだけなのに随分と時間がかかったな、見た感じ結構ここに生えてるみたいだな、これ食べて体力回復して強そうなやつ探すか
そう思いながら、ヒーリング草を食べていた時、ふと横を見た、すると地面に何か付いているのに気づいた。
あ?なんだ?なんか付いてんな、見にいってみるか。
俺は近くまで行って、地面についている物を見てみた
あ?なんだこの液体…紫…?なんか気味が悪い色だな…鑑定してみるか
【毒液】
【毒を含んだ液体】
毒液だぁ?なんでこんな所にあるんだ?どれくらい強いのか少し気になるな…でも直接触るのは流石に遠慮したい所だな、そうだ、枝を使おう。
そして俺は近くの枝を折り、その毒液につけた、すると枝が毒液に触れた部分が溶ける。
と…溶けた…?なんだこの毒…酸か何かか…?とりあえず直接触れたら確実にやべぇな…にしてもなんでこんな毒液がこんな所にあるか尚更わかんねえな…まあいいか。
とりあえず体力も回復したし…この辺りになんか居ねえか探索してみるか
そう思い俺はこの辺りをしばらく彷徨いていた。
うーん…思ったよりなんもねえな…この辺りには特にいねぇっぽいな、牙ウサギことアルクバニーもいない見たいだし…とっとと戻るか…。
そう思い戻っている最中、俺はあることに気がついた。
ん?まてよ?なんでこの辺りにはアルクバニーすら居ないんだ?よくよく考えりゃ、なんかこの辺り生き物の気配が少ない…?なんだ…すごく嫌な予感がする…。
俺が急いでここから離れようとした時、黒い影が俺を目掛け飛び込んで来た、俺は咄嗟にドラゴンテイルでその黒い影を弾く
「ギャルルルル……」
そいつは翼が無く、黒いトカゲのような姿をしていた。
な,なんだこいつ…もしかしてこの辺りに生物が居ないのはこいつの仕業か…!?とりあえず鑑定!
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ガルブロラ
Lv 22/45
HP 167/167
MP 114/114
攻撃力 101
防御力 96
魔力 88
素早さ 74
ランクD+
特殊スキル
【気配隠蔽Lv5】【気配感知Lv4】【竜鱗Lv2】【帯毒Lv--】【毒の舌Lv--】【多種毒Lv--】
耐性スキル
【毒耐性Lv7】【物理耐性Lv3】【魔法耐性Lv2】
攻撃スキル
【ポイズンファングLv3】【毒霧Lv2】【ポイズンクローLv3】【ポイズンブレスLv3】【ドラゴンテイルLv2】【アシッドブレスLv3】
魔法スキル
【ポイズントラップLv3】
称号
【毒使い】【狡猾な者】【追跡者】
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な,なんだこのステータス!?めちゃくちゃ高いじゃねえか!!てかガルブロラって…俺の進化先に出てきた奴か!んでステータスもやばいが…スキル普通に強くねえか…!?特に…毒関係のスキルがやべぇ…!対して俺は…。
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ヴァルド
Lv 8/50
HP 129/129
MP 42/78
攻撃力 88
防御力 104
魔力 65
素早さ71
ランク D+
特殊スキル
【鑑定Lv--】【竜鱗Lv1】【アナウンスLv--】
【飛行Lv1】【硬鱗Lv1】
耐性スキル
【物理耐性Lv1】【魔法耐性Lv1】
攻撃スキル
【ドラゴンファングLv1】【ファイヤブレスLv1】【ドラゴンクローLv1】【ドラゴンパンチLv1】【ドラゴンテイルLv1】
魔法スキル
称号
【転生者】【勇敢な者】【追跡者】
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ちくしょう防御力だけしか勝ってねぇ!最悪だ!!さっさとこんな所離れりゃよかった!!
そんなことを考えているとガルブロラは俺に向かって駆けてくる、俺はガルブロラにファイヤブレスを噴射するが、ガルブロラは横に跳んでブレスを躱わし、俺に接近する。
「ギャバラァ!!」
ガルブロラが俺目掛け腕を振り下ろす、俺はギリギリで後ろへ跳びなんとか躱す。
あっぶねぇ…スピードに関しちゃ対して差がないから避けれたな…だがこのままじゃいつか当たる…ここはこっちから攻めた方がいいな…!
「グガアアア!!」
俺は叫びガルブロラへ駆ける。
「ギャバララァ!」
ガルブロラは気味の悪い鳴き声と共に口から毒液を俺目掛け噴射する、俺は毒液を上に跳び避け、翼を使い、一気にガルブロラに近づき、ガルブロラ目掛けてドラゴンパンチを撃つ。
ガルブロラは後ろに跳び攻撃を躱す、俺はそこにパンチの勢いでそのまま横に回転しガルブロラにドラゴンテイルを叩き込む。
「ギャバラア!」
ガルブロラがドラゴンテイルに吹き飛ばされるが、空中で逆回転し体制をすぐに整える
っち!立て直しが早い奴だ…!なかなか隙が作れねぇ…。
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ガルブロラ
Lv 22/45
HP 151/167
MP 107/114
攻撃力 101
防御力 96
魔力 88
素早さ 74
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っち、全然入ってねぇ、やっぱステータスの差がでけぇ…
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ヴァルド
Lv 8/50
HP 129/129
MP 35/78
攻撃力 88
防御力 104
魔力 65
素早さ71
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俺が勝ってんのは防御力だけ…かと言って圧倒的に高いってわけでもねぇ…考えなしに行くと簡単にやられちまう…!何か…何かないのか…。
いや…まてよ…?俺にあってあいつに無い物…そうだ!翼だ!俺には翼がある!この差はかなりでかいぞ!
俺は翼を広げ、走り出すと同時に羽ばたきガルブロラへと急接近する。
「ギャバ!?」
俺は速度を生かし顔面をドラゴンパンチで殴る。
【ドラゴンパンチのLvが1から2へと上がりました】
俺は続けてドラゴンパンチで顔面をぶん殴る、それを喰らったガルブロラが仰け反る。
「ギャバッ…」
俺は続けて奴の顎にサマーソルトをお見舞いする。
【ドラゴンテイルのLvが1から2へと上がりました】
はっはー!3連撃叩き込んでやったぜぇ!さて、どれくらい削れたかなっと
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ガルブロラ
Lv 22/45
HP 113/167
MP 107/114
攻撃力 101
防御力 96
魔力 88
素早さ 74
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おし…!いいぞ…!だいぶ削れてる…!最初見た時はやばいと思ったが…!俺なら行ける…!この調子で押し切ってやる!!
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