創作論……らしきもの。間違いやすい横文字編

 皆様、ごきげんよう。


 今回、考察するお題は再び、誤字脱字しやすい問題を取り上げたいと思います。

 以前、取り上げた際は誤用しやすい用語として有名な『役不足』などの日本語でしたが、今回は外来語。

 いわゆるカタカナの横文字での誤用というよりは言い間違いについて、考えてみましょう。


 割と有名どころで言えば、『アボカド』と『バドミントン』などが挙げられると思います。

 『アボカド』はなぜか『アボガド』と濁りが多くなり、『バドミントン』は『バトミントン』と濁りが減るので誤って、聞いてしまったのをそのまま覚えてしまった可能性があります。

 ただ、これは固有名詞なので現代を舞台にした作品を描いている場合など、限られた条件下でしか物書きにはあまり関係がないとも言えます。

 それでも固有名詞なだけに書く前に正しい用語名かどうかの下調べの必要性と重要性が分かるとも言えますが……。


 しかし、次の用語はジャンルに関係なく、使う可能性が高いので注意が必要かもしれません。

 何と言ってもこの用語、お金を貰って記事を書いているWebライターと呼ばれる人々だけでなく、プロでも間違えて使っていることがあるのです。


 具体的な例を挙げてみます。


「今回の事態をシュミレーションしてみたんだけど、どう思う?」

 

 さて、どこがおかしかったのでしょうか?


「新しく開発されたシュミレーターの売り上げが好調だ」


 はい、これもどこがおかしかったのでしょうか?


 それでは正解発表です。

 『シュミ』の部分がおかしいのです。

 英語のアルファベット綴りであれば、『simulation』もしくは『simulator』となります。

 『シュミ』ではなく、『シミュ』が正しい用法です。

 『シミュレーション』で『シミュレート』ということになりますね。

 これ、意外とちゃんとした本でも間違って使っていたりもするので校正がミスして、見落としたのか恐ろしいところ(´・ω・`)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る