創作論……らしきもの。書きたい物を書くを貫けるのか
皆様、ごきげんよう。
今回は再び、創作ぽいこと。
つまりは
カクヨムではカクヨムコンが間近ですし、アルファポリスでは恋愛大賞のエントリーが近づいてますね。
それもあってか、お祭りムードが高まり、サイトが俄かに活気を帯びているようです。
そして、同じく活況にあるのが創作論カテゴリーと言えます。
カクヨムコンには悪名高い……かどうかは分かりませんが中間選考と銘打った読者選考という名の足切りがあります。
創作論ではどうすれば、その中間選考を突破できるのかといったテクニックと申しましょうか。
要はコツについて書かれているものが多いのです。
カクヨムコンにエントリーする予定の方はもしかしたら、チェック済みで既に目を通しているかもしれません。
その中で共通して見受けられる話題があると思います。
突破する為には何といってもコミュニケーションが大切。
切磋琢磨する仲間が必要。
多分、この辺りのことがニュアンスを変えて、書いてあったのではありませんか?
確かにその通りです。
中間選考は期日の間に読者から、一定の支持を得ない限り、突破できません。
それもカテゴリーによって、通りやすかったり、魔境と呼ばれるほどに難関だったりします。
その際、このコミュ力で築かれた人の絆によって、中間選考を突破する可能性は格段に上がることは間違いないと思います。
自作品の売り込みをしながら、切磋琢磨する仲間の作品にも目を通す。
言わば営業活動に勤しまなければ、いけません。
ただ、これは創作する為の知識というよりはテクニックに近いでしょう。
それも通用するのはカクヨムコンだけと言っても過言ではないと思います。
創作論ではあるもののどういった作品を書けばいいのかには言及していません。
それはそうでしょう。
カクヨムコンに限らず、Web小説のコンテストは読者の興味を引きやすい時流に沿ったいわゆる流行りの物語が強いのは疑いようのない事実です。
現在、どのような物語が流行しているのか。
どういったキャラクターに人気があるのか。
不動のものではなく、流れゆくものである以上、創作論で取り上げても過去に流行っていたものにしかならないからです。
そして、『とにかく、よりいい作品にすべく書くことに専念し、頑張ればいい』と勧めている創作論もないと思います。
Web小説の特性上、書きたい物を書き、大勢の人に読まれ、当たったという作者は非常に幸運でレアなケースです。
大衆のニーズと偶々、合致することが珍しいからです。
その為、まず『
まずは読まれて、評価してもらわなければ、話が始まらないからでもあります。
ただ、これも諸刃の剣だったりするのです。
この作者は◯◯の人みたいなレッテルをいつの間にか貼られている場合があるからです!
読者の中でこの人はこういう物語を書く人と認識され、それ以外の物語を書いても何か違うと思われてしまうのです。
まぁ、これはアルファポリスでよくある傾向に過ぎないかもしれませんが……。
Web小説で多くの人に読まれたい、コンテストで受賞したい。
そう考えているのであれば、ポリシーやプライドを捨て、流行に乗った物語やテンプレ化した設定を取り入れた方が確率は上がります。
勿論、作者の独自色が強く、あくが強いと言われるような作品で読者の票を集められていなくても取り上げといった形で夢を叶えている方は大勢、いらっしゃいます。
いらっしゃいますが……勝負を挑む確率論から言えば、低いと言わざるを得ません。
どうしてもポリシーやプライドを捨てることはできない。
私は私の道を行く。
そういった確固たる考えをお持ちの場合は自分の作品と合致した公募を見つけるのが一番だと思います。
公募でも読者選考で大衆による洗礼を浴びるところはいけません。
しっかりと下読みをしてくれ、できれば評価シートで客観的なプロの目で見た寸評が貰えるところが望ましいでしょう。
公募は難しそうだから、嫌という場合はノベルアップ+に投稿するのも手かもしれません。
ノベルアップ+は作者が書きたい作品を書くことに特化した小説サイトです。
読み手が少なく、圧倒的に書き手が多いのであくが強い作品であろうとも理解してくれる同志が多いのが特徴でもあります。
ただし、ある種のぬるま湯に浸かると似ています。
作者にとって、必ずしもいいことばかりではなく、弊害となる場合もあるのでご利用は計画的に……。
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