26

「ギャギャギャー」

とさっきより魔物の声が大きく聞こえてきた。かなり近づいてきたかと思い立ち上がると

「勇者様とお嬢さんは私の近くに来てください、ここは私が対処いたします」

と騎士が地図を折り畳むと剣を持ち、周りを警戒する。俺たちは騎士の近くまで行き周りを警戒する。すると俺の前方からゴブリン2匹がこちらに向かってくる。

「俺の前方から来ました」

と騎士に伝えると騎士は頷き、俺たちを後ろに下がらせると手をゴブリンの方に向かって突き出し

「ウォーターボール」

と魔法を唱えるとすぐに一つの水の玉が出現し、ゴブリンに向かって飛んでいき、片方のゴブリンの顔に直撃し倒れる。すると騎士は剣を構えて魔法を当てて無い、ゴブリンの方に突撃し、ゴブリンの喉元を掻っ切ると、倒れたゴブリンの方に向かい心臓部分に剣を突き刺す。


その光景を見た俺は素直にすげーと思っていると

「あんな戦い方があんのかよ、セイン、騎士ってすげーな!、すげーな!!」

と興奮した様子だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る