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「さあ、セイン行くぞ」

とエーミルが玄関を勢い良く飛び出す。クミルは少し笑いながら

「こんな娘だけど宜しくね」

と頼んできた。俺はどう返せば分からず笑っていると

「さっさと行こうぜ、時間は有限なんだからさ」

と急かしてきたので俺はクミルに挨拶をしてエーミルと共に集合場所へ向かう。


集合場所へ着くと騎士達が整列していた。俺たちも並び、エーミルに配置の場所を教えていると

「注目!!」

と大きな声が響き渡り、その方向を見てみる。すると厳つそうな騎士が前に立っていた。

「柵が作れない、俺たちはとにかく人の手を使ってウサギを狩るぞ、良いな」

と返事を求めてきたので

「「「おう」」」

と一斉に返事をすると厳つそうな騎士は頷き

「良い返事だ。これなら直ぐに終わりそうだ。じゃさっさと取り掛かるぞ」

「「「おう!!」」」

と騎士達がそれぞれの配置に向かって行った。俺たちも自分たちの配置に行こうとすると厳つそうな騎士がこちらにやってきて

「何かあれば、このグターに言う様に分かったか」

と返事を求めてきたので

「「おう!!」」

と2人でさっきと同じように返事をするとグターは頷き

「よし、行ってこい」

と指示を出してきた。俺たちは担当の場所へ向かう。


担当の場所へ着き、騎士達に挨拶してから2人1組でウサギの通り道を探すためにウサギを探しているとエーミルがこちらに手を振って

「セイン、ウサギの糞があった」

と嬉しそうに伝えてきたので確認しに行き

「あったな、一まず戻るか?」

「そうだな、戻るか」

と俺たちは騎士がいる所に戻る。


戻った俺たちは早速、糞があった事を伝える。

「そこにありましたか」

と騎士は地図に印をつけ

「ありがとうございます。連続して探すのは流石にきついと思いますの一回休憩してください」

と言ってきたので俺たちは顔を見合わせ頷き、一回休憩する事にした。


休憩していると

「ギャギャギャー」

と何処からか叫び声が聞こえてきた。俺は警戒しながら剣を握り

「エーミル、魔物がいるかもしれない」

と伝えるとエーミルは少し驚き

「昨日の様には行かないぜ」

とビビってそうな声で強気の発言をしていたので少し心配する。





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