17
そして翌日になり、俺はシェリーに
「今日から、うさぎ狩りに行くけど、留守番よろしくね」
と言うとシェリーは不満そうに
「分かったよ、早く帰ってきてね」
と言ってきたので昨日の説明した時の大暴れよりは良くなったかなと思いながら、
「文句はマルコスに言ってやってな」
と言うとシェリーは前に拳を突きながら
「マルコスにたっぷり文句言う」
と言ってきたので俺は笑いながら支度をしていた。
支度を終えたので、俺は集合場所である門の前に行くと馬車が用意されており、馬車に近づくと騎士らしき人が
「勇者様、来られましたか、来られた所申し訳ないですが準備があるのでもう少しお待ちいただけないでしょうか」
と言ってきたので俺は近くで待つ事にした。
しばし待つとさっき話しかけてききた騎士が
「勇者様、準備が出来ました、早速出発いたしまししょう」
と言ってきたので俺は騎士の後について行くことにした。
騎士について行き、馬車に乗ると早速出発するようだった。
馬車に揺られていると騎士が
「勇者様、お会いできて光栄です、私は騎士のジョン・グラスですよろしくお願いします」
と挨拶してくれたので俺は
「僕はセインですよろしくお願いします」
と返すと同じ馬車に乗っていた人たちが自分も自分もと自己紹介をする。
自己紹介が終わると騎士が今回のウサギ退治についての話をし始めた
「ウサギが大量発生するなんてな今まで無かったのにどういう事だろうな」
と言うとジョンが顎をさすりながら
「大方、飼っていたウサギが逃げ出したんだろ」
と言うと騎士がため息を吐き
「俺はウサギ退治する為に騎士になったわけでは無いのに」
と言うとジョンは少し笑い
「確かにそうだな、でもウサギ退治に騎士が行けるくらい平和って事は良いんじゃないか」
と言うと騎士達は確かにと言い笑っていた。
そんなこんなしているとザザ村に着いた。
村に着くと騎士が村の人たちに事情を聞き、退治する準備をし始めた、俺は剣の準備をしてからジョンに
「何か手伝える事ありますか」
と聞くとジョンは悩んだ表情をした後
「準備とかは騎士達がしますので勇者様はお休みになってください」
と言われたので言葉に甘えて、少し木陰で休む事にした。
木陰で休んでいると剣を腰に差している少女が森の中に入って行く姿が見えた、俺は何をするんだろうと暇なので気になり後に着いて行く事にした。
少女の後に着いて行き、森の中を少し進んでいた所で少女が振り返り
「なんで、俺の後を着いてくるんだ」
と俺を睨みつけながら言うのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます