王国特訓編 15話

予想外の魔法に俺とシェリーが驚いているとクロークが

「魔力見た時に凄いとは思ったが、これほど凄かったとはね」

と言ってきた、それを聞いていたシェリーは大喜びで

「やったー、私って凄いの」

「そうさ、シェリーは凄いよ」

とクロークが言葉を途中でやめ、真剣な顔で

「凄いけど、魔力の扱いは慎重にしなさいね」

と真剣な顔で言われたのでシェリーがキョトンとした顔をしていると

「私もシェリーと同じ歳で同じくらいあったから、わかるんだけど、魔力が凄いと簡単に魔力を消費してしまうからね、使い果たして倒れてしまうんだ、その時、とても苦しかったからね、シェリーはそうならない様に魔力の扱いは慎重にしなさいね」

とクロークが言うとシェリーはよくわからないと言う顔をして

「よくわからないけど、分かったー」

と変な返事をして、クロークは少し笑いながら

「私も初めて言われた時はそんなだったな、まあこれから魔力の扱いを覚えていくから、シェリーちゃんと聞く様にね」

と言うとシェリーは自信満々に

「お姉さんの教える事ちゃんと聞いて、セインの役に立つよ」

と言うとクロークは笑顔で

「頼もしいね、これは伸びそうだ」

と独り言の様に呟いていた。

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