王国特訓編 12話

俺はあの後クロークの部屋に着き

コン、コンッ

とドアをノックし

「クローク様、魔法を習いに来ました」

と言うと、ドアが開いて、

「やあ、セイン、明日からの筈なんだが、何で今日いるんだい」

と言われたので説明すると

「団長も大変だね、分かったよ、今日から魔法の修行をおこなおうか」

と言われたのでクロークについて行き中に入ると、シェリーがこちらに手を振り

「セインも習うんだー」

と喜んでいた、するとクロークが

「セインも今日から習うから、シェリーの横に座ってくれるかな」

と言うと、長椅子の中央に座っていたシェリーは少しずれて、長椅子を叩き

「セイン、ここに座って」

と言われたので座ると、クロークが前に立ち

「セインが加わったから、シェリー、最初の方から改めてやるけど良いかい」

「うん良いよ」

とシェリーが笑顔で答えると、クロークは何か思いついた顔になり

「シェリー、復習も兼ねて、セインに今日、習った事を教えてみないかい」

と笑顔で言うと、シェリーは不安そうに

「私に出来るかな」

と答えると、クロークは優しい笑顔で

「大丈夫だよ、私がサポートするから」

と言うと、シェリーは気合いを入れるポーズをして

「分かった、やってみるよ」

と言うと、俺の前に立ち

「セインは魔法を分かるかい」

とクロークの口調を真似しながらシェリーはいきなり質問して来た

「分かりません」

と俺は素直に答える、するとシェリーは

「何も知らない、セインに教えてあげるね」

とウインクしながら言ってきたので説明を受ける事にした。


途中、途中クロークの手を借りながらシェリーが説明を終えた。

「どう、セイン、分かったでしょう」

と自信満々に言ってきたので俺は

「つまり、魔法って言うのは、自身の魔力で世界に干渉して、力を発現させるって事?」

と要約して言うと、シェリーは分からなそうな顔をしていた、それを見たクロークがシェリーに何かを言い、

「セインの言う通りです」

と答えると、隣にいた、クロークが

「まあとりあえず、さっきまでやっていた所は終わりだから、これからはシェリーも一緒に授業を受けようか」

と言うとシェリーは俺の隣に座ってきた。


その後、俺たちは魔法の授業を受け

「もう、こんな時間か、よし、今日はこのくらいで終わりにしようか」

とクロークが言ってきたので俺たちが返事すると

「これでおしまいだから一緒に食事に行こうか」

と誘ってくれたので俺たちはクロークの誘いに乗る事にした。

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