王国特訓編 11話

訓練所に着くとさっきまで落ち込んでいたマルコスは自分の頬を叩き、

「よし、今から、訓練するか」

と気合いを入れ直したような感じで喋っていた、俺は

「どんな特訓をするの、マルコス」

と言うと、マルコスは悩み

「そうだな、剣の修行していたって言ってたし、ゴブリンから傷ひとつ無く逃げれたからな、今、どのくらいの実力があるか確かめるか、じゃ、セイン、俺に自由に打ち込んで来い」

と言うとマルコスは自前の剣を構えたので、俺は聖剣を構えて

「行きます!!」

「いつでも、大丈夫だ」

と答えてくれたので、俺はマルコスに向かって踏み込み剣を振った

キィン!!

と鉄がぶつかる音がなり、マルコスが感心した顔で

「さすがに修行しただけの事はあるな、だけど、我流の剣だからか、力の伝わりが甘いな、セイン、もう少し打ち込んでみてくれ」

「はい!!」

と俺は言い俺はマルコスに向かって

キィィン!!、キィンキィン!、キン!

と連続で長時間打ち込み、俺は疲れてしまい地面に座ってしまった、それを見たマルコスが

「ご苦労さん、それにしても凄いな!、こんなにできるとは」

と涼しそうな顔で言ってきたので、さすがは団長と思いながら

「マルコスは疲れてないの」

と言うとマルコスはワザと胸張って

「当たり前だろう、俺を誰だと思っている、この国の団長様だぞ」

と冗談らしく、自慢してきた、自慢してきた事を俺が笑ったら、マルコスも笑っていた。


しばらくして、俺は体力が回復したので

「マルコス、もう一度やる?」

と言うとマルコスは頭を掻き

「俺もやりたいんだけどな、今から団長としての仕事が入っているんだよ、めんどくさい」

とやる気無さそうに言ってきたので

「そうなんだ、じゃあ頑張ってきてね」

と俺が言うとマルコスは

「それじゃ、頑張ってくるよ、後、セイン、暇だったら、明日から本格的に魔法の特訓が始まる前にクローク様の元で特訓してきな」

と提案してきたので

「分かった、今から行って来るよ」

とマルコスに言い、俺はクロークの部屋に向かうのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る