王国特訓編 7話
テラスで見ていた夕日が沈んだので、城内に戻るとセリーヌが
「すみません、忘れていました」
と言っていたので、俺とシェリーは向かい合って首を傾げていると
「今から、特訓中に泊まる部屋に案内しますね」
と言われたのでついて行く事にした。
ついて行くと部屋の前にたどり着いた、するとセリーヌが
「ここがセインが寝泊まりしていただく場所では歴代の勇者が特訓の時に寝泊まりしていた部屋なんですよ」
と言ってきたので、あいつもここに寝泊まりしていたのかと考えると嫌な気持ちになったが、でも復讐する為と考え嫌な気持ちを振り払う為に
「凄いですね、歴代の勇者の方々の様になれる様に頑張ります」
と決意表明すると
「セイン、頑張ってくださいね」
と言われたので
「はい!」
と力強く返事をすると、旅の疲れのせいか、あいつの事を考えたせいかふらっときたので
「セリーヌ、疲れたので少し休んで良いですか」
と聞くとセリーヌは心配そうな顔で
「セイン様、大丈夫ですか、疲れたのであればゆっくりお休みください」
と答えてくれたので
「すまない」
と言いながら部屋に入ろうとすると後ろからシェリーが抱きつき
「セインと一緒に休む」
と言ってきたのでどうしようか悩んでると
「ここは1人用のお部屋なのでシェリーは私の部屋に来ませんか」
とセリーヌが言うと
「やだ、セインと一緒が良い」
と言ったので仕方ないかと思いながら
「シェリー、一緒に休むか」
と言うとシェリーは笑顔で
「うん!」
と答えてくれたのでセリーヌに挨拶をして一緒に部屋に入る事にした。
部屋に入ると、豪華な造りでシェリーは部屋を見て周り
「すごい」
と言っていた、対して俺は疲れていたので部屋にある豪華なベットにすぐさま入り寝てしまった。
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