王国特訓編 6話

案内を再開して色んな所を見て回っていると、後ろから

「あっ、セインだー」

とシェリーの声が聞こえてきたので、振り返るとシェリーは俺の方に走って向かってきて、そのまま抱きついてきたので前に倒れそうになったがなんとか踏ん張って耐えた

「シェリー、お城はどうだった?」

と聞いてみると、シェリーは嬉しそうな表情で

「色んな所があって楽しかったよ」

と言ってきたので俺はシェリーの頭を撫でたくなり撫でてみると、シェリー嬉しそうな表情をしていた、

その光景を見ていたセリーヌが

「仲良さそうで羨ましいですね」

と発言をすると抱きついていたシェリーは更に俺の事をぎゅっとして、セリーヌに対し

「仲良いでしょう」

と自慢していた。


しばらくして俺はシェリーに対し、

「今、城の案内をしてもらっているんだ、シェリーには二回目になる所もあるけど一緒にくる?」

と聞くと、シェリーはすぐに

「セインと一緒に城の中を案内してもらう」

と答えてくれたので、セリーヌに頼み城の案内を再開してもらった。


その後、色んな所を見て周り、シェリーと一緒に感想を言いあっていると、セリーヌが

「次で案内は最後になりますね」

と言ってきたので俺は次で終わりかーと寂しさを覚えながら

「最後の場所はどこ」

と聞いてみると、セリーヌは可愛くウインクをして

「ついてからのお楽しみです」

と言って教えてくれなかったので、シェリーと俺は向かい合って首を傾げていた。


その後、セリーヌについて行くとテラスに着きセリーヌが

「ここです」

と言ったのでどういうことだろとシェリーと俺は向かい合って首を傾げているとセリーヌが

「もうちょっとお待ち下さいね」

と言ってきたので待っていると、夕日が王都に沈んでいく様な光景になり

「きれー」「すごいな」

とシェリーは大声で、俺は感動しながら言うとセリーヌは両手を広げて笑顔で

「この光景をお二人に見せたかったんです」

と言ってきたので俺はこれは見せたくなるものだと思いながら

「セリーヌ、こんな良い景色見せてくれてありがとう」

とセリーヌに言うと続けてシェリーが

「王女様、きれいな景色を見せてくれてありがとうございます」

と言うとセリーヌは

「いえいえ、私が見せたかっただけですから、後、シェリー様私の事はセリーヌで構いませんよ」

と言うとシェリーはすぐに

「分かった、じゃセリーヌ、私に様は要らないよ」

と言うとセリーヌは笑顔で

「分かりました、じゃシェリー」

と答えるとセリーヌとシェリーは笑い合っていた。

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