旅立ち 5話

町を歩き出したものの何が何処にあるか分からず、彷徨っていると

「お兄さん、私が案内してあげようか」

と自分より若い少女が声を掛けてきたのでありがたいと思いながら

「じゃよろしく頼むよ」

と頼むと少女は俺の前に行き手招きをしているので、ついていく事にした。


最初に案内してくれたのは、市場で色んなものがあるなと思いながら見ていたら

「ここには世界中の色んなものが集まっているんだ、すごいでしょ」

とドヤ顔で言ってきたので

「すごいな、こんなとこ初めて見たよ」

と言ったら、少女は

「大きな街に来たのは初めて?」

と聞いてきたので

「村に住んでたから、こんな大きな所は初めてだよ」

と言うと、少女は小声で

「へえ、そうなんだ」

と話ていたのでどういう事か気になり

「今、何か言った」

と聞いてみたら、少女は少し悩み

「ごめん、これから、何処を案内しようか考えてたら思わず声に出てた」

と言われたので俺は少し用心しながら

「そうなんだ、じゃ次は何処に案内してくれるの」

と少女に聞くと

「お兄さん、お腹減ってない、次は屋台がいっぱいある所に紹介するよ」

と言われたのでここで別れるか考えていると

「お兄さん行こうよ」

と言い手を俺に差し出してきた、一瞬だけ見えた痣が気になり俺は思わず手を握って

「分かった行くよ」

と俺は少女に着いて行くことにした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る