旅立ち 4話

その後、俺たちはテントに着き、夕飯の支度が終わっていたので夕飯を食べる事になった

夕飯は前世での野宿では考えられない程のご馳走で味わって食べていると

「今日、セインがなゴブリンと対峙して生き延びたんだぞ」

とマルコスが騎士達に自慢すると

「すげー」「やっぱり勇者様だ」「その歳でかよ、俺には真似出来ない」

と持ち上げ過ぎ感のある賛辞の声があがり、その後続々と騎士達が

「どうやって切り抜けたんだ」「ゴブリン怖かっただろう」

と俺に質問してきて、1人1人に質問を返しているとゴブリンと対峙したせいか、慣れてない質問攻めのせいか、だんだん眠くなっていき、そのまま眠ってしまった。


やばい眠ってしまったと思い、目を開けてみるとテントの中であった

誰かが運んできてくれたのかなと思いながら、また眠くなったので目を瞑り寝る事にした。


かーん、かーん、かーん

と音がなったので敵襲かと思い目を覚ますと

「朝ですよー、皆さん起きてください」

と声が聞こえてきたのでなんだ起こしているだけかと安心していたら

「セイン、もう起きたのか、起こす手間が省けたな」

とマルコスがテントの中に入ってきたので

「マルコス、おはようございます」

と挨拶すると

「セイン、おはようさん、今から朝飯だぜさっさと支度しようぜ」

と返ってきたので俺は支度をして、朝飯を食べに行く


朝飯を食べ終えて、騎士達の皆んなが支度していると

「セイン、こっちを手伝ってやれ」

とマルコスに言われ手伝い、手伝いを終えると出発の準備が整い、早速商業都市ベルンに向けて出発する事になった、走っている道中、マルコスに

「ベルンってここからどれくらいかかるんですか」

と質問してみると

「後、2日くらいだな、大丈夫そうか」

と聞かれ

「2日か、結構短いですね」

と言うと

「強気な発言だな」

とマルコスは笑っていた


その後、俺たちは何事もなく、2日間を終え商業都市ベルンに着き、馬車を入り口近くの兵舎に預ける為に降りると

「すげー」

前世では俺はベルンを見た事が無かったので立派な街並みに思わず声が出ていた

「どうだ、すごいだろう、でもなこれよりも王都はすげーぞ」

とマルコスが言ってきたので、ここでもすごいのに王都はもっとすごいと聞いて心がワクワクしていると

「セイン、今から今日泊まるホテルに行こうかと思うんだけど、着いてくるか」

と言われ右も左も分からないので着いていく事にした


マルコスについていきホテルに着くと、そこは立派なホテルで

「すげー」

とまた思わず声が出てしまい、マルコスに少し笑われた


ホテルに入ると、受け付けの人がやってきて

「お客様、お泊まりでしょうか」

と聞いてきて、マルコスはお金を取り出し

「これで一部屋借りれるか」

と受け付けの人にお金を渡しながら聞くと

「1番良いお部屋をご用意しますね」

と言うと、受け付けの人は何処かに行ってしまった

「1番良い部屋に泊まってお金大丈夫?」

とマルコスに聞いてみると

「国王様に渡された、お金だから心配すんなって」

と笑っていた


しばらくすると受け付けの人が戻ってきたので部屋に案内してもらい、そのまま部屋に入る事にした。

部屋に入るとふかふかのベットがあり、そのまま俺はベットに飛び込んだ、

ふかふか気持ち良いなと思っていると

「これから、俺は一回兵舎に向かうけど、セインはどうする」

と聞いてきたので

「町を周りたい」

と即答すると

「そうだよな、町を周りたいよな」

と俺の即答を聞きマルコス悩んで、懐からお金を出しながら

「これで何か美味いもん食って来い」

と言って渡してきた

「もらって良いの」

と聞くと

「心配するな、野宿を頑張ったご褒美だ」

と言ってきたので

「ありがとう、マルコス」

とお礼を言い受け取る事にした

お金を受け取ったので早速街に繰り出そうと考えていると

「早速行くのか入り口まで一緒に行くか」

と言われ、ホテルの入り口まで一緒に行くと、

「俺はこっちだけど、セインもこっちに行くか」

と聞かれたので、マルコスの反対方向を指差して

「こっちに行くよ」

と答えると

「そうか、じゃあ気をつけてな」

と言い、マルコスは兵舎の方に向かって歩き出したので俺も行くかと思い歩き出していた。

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