勇者に復讐する為に生まれ変わる

生まれ変わる 2話

俺が、セインとして生まれ変わって5年が経ち一人で剣を振れるようになっていた、

ブン、ブン、ブンと家の庭で剣を振っていると

「セイン、あんまり無理するなよ」

と父親のセドリックが注意してきた

「父さん、僕には魔王を倒すという目的があるんだ」

と嘘を言い、剣を振り続けた、そうしたらセドリックが

「無茶をして体を壊したら、元も子もないだろう、それにな父さんな、自分の子が勇者だと言われた時はたしかに嬉しかったが、今となってはなんで自分の子にこんな重たいのを背負わせるのか、自分の子には普通でいいから平和な暮らしをして欲しいって最近思うんだ、と言っても5歳には難しいか」

と最後笑いながら話してていて、俺はそれをわからないフリをして聞き流して、剣を振っていた。

「ちょうどいい所で切り上げて家の中に入るんだよ」

と父親は言い残し、家に帰って行った、父親が帰って行ったので俺は気を取り直して、振り続けた。

剣を振り続けて疲れたので家の中に帰って行ったら

「セイン、ちょうど良かった、晩ご飯出来たわよ」

と母親のセレンが準備しながら話しかけてかけてきた、俺はお腹が空いていたので嬉しくなり早速自分のイスに座り、食事の時間を待った。

そして食事の時間となり家族と笑いながら食事をしていると、ふと孤児だった生まれ変わる人生を思い出していた、思い出したせいで少し涙が出て、それを家族が心配してくれたので、更に涙が出ていた。

なんやかんやあった食事の時間が終わり俺は、剣の練習をしたせいで疲れてしまったので自分の部屋に戻る事にした。

部屋に戻ると俺は自分のベットに倒れ込む、そして天井を見上げ、これまで得たこの世界の情報を整理しようとした、

まずこの世界はまだ魔王がいる、それは前回の勇者が倒せなかったせいだ、それを初めて聞いた時はあのクソ勇者ざまあと死んだのなら復讐出来なーと思っていたが、別の話で勇者は逃げ帰り生き延びていると聞いた時は復讐出来ると喜んだ。

と今まで得た情報を整理してると眠くなり、そのまま眠ってしまった。