第3回 「スケール」とは? コードを作るときのルール

 お世話になっております、朽木です。


 まずは前回のまとめと補足になります。


・3つの音を基本として作られるコード(和音)を「トライアド」と呼ぶ


 少し勘違いしていたようですが、「3つの音のみ・・で作られるコード」をトライアドと呼ぶのではなく・・・・、上記のように「3つの音を基本として作られるコード全般・・」がトライアドと呼ばれるようです。


 すなわち、「セブンスコード」や「ナインスコード」も「トライアド」に含まれるっぽいのです。


 なるほど、「トライ」は「3」の意味ですし、「アド」は「追加する」「つけ加える」を意味しますものね。


 そしてたとえばCメジャーの場合、楽譜上でセブンスコードは「CM7」、ナインスコードは「CM9」などと表記されます。


 これを踏まえ、今回は作曲をする上でとても重要になる「スケール」(音階)について書いてみたく思います。


 ざっくりと言えば、スケールとは「音楽の作る上でのルール」となります。


 理論上、スケールによって「使用することのできる音」が決まっている・・・・・・と言うのですね。


 たとえばCメジャースケールの場合、「ドレミファソラシドの白鍵はすべて使ってもよい」、しかし他方、「黒鍵は一切使ってはならない」というルールがあるのです。


 なぜかというと、「調和しない」からなのです。


 実際に、Cメジャースケールの中に黒鍵を混ぜたコードを作ると、なにやら濁って聞こえます。


 どこか耳に障る響きになるのですね。


 また、伴奏を白鍵のみで作成しても、メロディに黒鍵が含まれると、やはり違和感のある響きになります。


 これをあえてやるというやり方もあるようですが、とりあえず最初なので触れないでおきましょう。


 しかし逆に言えば、Cメジャースケールであれば、白鍵であれば好きなように組み合わせてよいということになります。


 コードはここまでCメジャー(コードとスケールがごっちゃになりそうですが)だけを紹介していましたが、たとえば「ミ」(E・ホ)をルート音に選ぶと「Eメジャー」、「ソ」(G・ト)をルート音に選ぶと「Gメジャー」などのコードを作ることができます。


 実際に検索して鳴らしてみると面白いでしょう。


 私は「Studio One」というDAW(作曲ソフト)を使用していますが、現在ではアプリも含めると山のように存在します。


 パソコン、特にウィンドウズを使われている方であれば、Studio Oneは無料で使用することができるのでおすすめです。


 YouTubeなどにも解説動画がありますので、そちらを参照ください。


 コードとスケールの考え方がわかったところで、次回は実際に楽曲(著作権の切れたもの)を参考に、作曲はこうやって行われているという内容を書いてみたく思います。


 ここまで読んでくださってありがとうございます。


 ではでは。

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