クリスマスデート編
今年のクリスマスは土曜日、
表参道の交差点から少し甘めなデートが始まります。
※目安は10分強です。
※一人読みはご遠慮下さい。
※演者様の性別不問。役の性別変更不可。
<登場人物>
・マコト
紳士的でとても優しいユリの彼氏。
ドキッとさせる発言が多め。
・ユリ
ちょっと天然で可愛いものや綺麗なものが好きなマコトの彼女。
----お話はここから----
-表参道の交差点
マコト:…今日は一段と寒いね
ユリ:本当寒い…!天気予報は曇りのままだったけど、雪が降りそうな寒さだよ〜
マコト:はい、こうしたら暖かいでしょ
ユリ:マコト…ふふっ(笑)あったかい
マコト:ユリ、手冷たいね
ユリ:わっ(照)マコト、
マコト:ポケットの中でこうやって手を繋げばもっと暖かい
ユリ:う、うん…ありがとう
マコト:今年は土曜日のクリスマスだから人が多いね
ユリ:本当すごい人…
マコト:イルミネーションもやっぱりキレイだね
ユリ:ね、すごくキレイ
マコト:…今日のユリは大人っぽくて、なんていうか…
ユリ:え?私がどうしたの?
マコト:ずるい
ユリ:ずるいって?
マコト:いつもかわいいのに今日のユリはキレイでずるいよ
ユリ:マコト…ちょ、ちょっと恥ずかしいよ(照)
マコト:恥ずかしがってるとこも本当かわいい
ユリ:マコト、珍しいね
マコト:ん?
ユリ:寒いからなのかな?耳まで真っ赤になってる…ふふっ(笑)
マコト:いつもはユリの方が耳まで真っ赤になるのにね
ユリ:もう、それはマコトが…
マコト:俺が、なに?
ユリ:な…なんでもない!
マコト:なんでもないの?
ユリ:うん
-マコト、ユリの頬にキスをする
ユリ:わ!マコト!
マコト:本当かわいいな、ユリは
行きますよユリ姫さま
ユリ:マコトずるい
マコト:どういたしまして
ユリ:ほめてないよ〜
-表参道ヒルズへ
マコト:へぇー…これはすごいね
ユリ:本当にキレイ…
マコト:フランス製ガラスで出来たツリーなんだよね
ユリ:そう、あ、クリスマスツリーのてっぺんにキューティマウスがいる!下にはプリンセス!かわいい!
マコト:そういえば遊園地はまだ二人で行ってないね
ユリ:そうだねー、舞浜ランドは学生時代に友達と行ったことあるけどそれっきり
マコト:俺は高校生のときに男友達と四人で行ってアトラクションたくさん乗ったなあ
ユリ:マコトはジェットコースター好きって言ってたもんね
マコト:ジェットコースターは良いけど、フリーフォールは苦手
ユリ:あー!あれは私もダメ、あんな高いところで宙ぶらりんになるんだもん
マコト:まだ言ってなかったけど、俺観覧車も苦手
ユリ:観覧車…
マコト:ユリ?どうしたの?
ユリ:ゆっくり高いところへ連れていかれるのが怖くてダメなの…
-マコト、ユリの頭を撫でる
ユリ:わっ
マコト:ユリ、いま観覧車の一番てっぺんを想像したでしょ?
ユリ:うん…観覧車は高いところから見る景色がキレイだから好きっていう人が多いけど…
高いところにいる時間が妙に長いのが怖いんだよね
マコト:ははは(笑)、俺も同じ理由で苦手(笑)
ユリ:マコトもなんだね、良かったー
マコト:俺は怖がるユリも見たいけど
ユリ:もー
マコト:小動物みたいに震えるんだろうなあ
ユリ:マコトー、
マコト:はいはい、ふくれないで
-ユリの頬をつつく
ユリ:人の怖がるところを見たいなんて…マコトの意地悪
マコト:…本当、かわいい
ユリ:からかわないの!
マコト:ユリがかわいいから、からかってるんだけど?
ユリ:マコトったら
マコト:ははは(笑)
ところで、クリスマスツリーの写真は撮れた?
ユリ:うん、ばっちり撮れたよ!
マコト:ユリ、ちょっとこっち寄って
ユリ:え?
-パシャ!
マコト:ツリーと一緒に二人の写真まだ撮ってなかったでしょ
ユリ:……(照)
マコト:ユリ、顔真っ赤だよ
ユリ:だって…マコト顔近過ぎるよ、…
マコト:人が多いから密着した方が上手く写真撮れるでしょ?
ユリ:うぅ…(照)
マコト:人混みに酔っちゃったかな?
そしたら、あの場所がいいかな
-明治通り交差点にある東京プラザビル屋上へ
マコト:ここからなら怖くないよね?
ユリ:うん!あれ、都庁かな?あっちは六本木ビル?よく見えるね!
マコト:六本木ビルは行ったことある?
ユリ:お母さんが東京へ遊びに来たときに親子で遊びに行ったよ
お母さん六本木ビルのオリジナルキャラクターのハンドタオルを十枚も買ってたなあ
マコト:あれ?ユリの家四人家族じゃなかった?
ユリ:あはは(笑)お母さん、そのハンドタオルを近所の人や職場の人に配ったみたい
マコト:六本木ビルのキャラクターって世界的に活躍してるイラストレーターが作ったからファンの人多いもんね
ユリ:かわいいもんね、あの人のイラスト私も好き!
マコト:(小声で)今度仕事でその人のイラスト使うからね
ユリ:え?!
マコト:秘密だよ、ユリ
ユリ:わわわ!
マコト:ユリ、慌て過ぎ(笑)
ユリ:ビッグニュース過ぎてびっくりしたよ!
マコト:今からびっくりしててどうするの?
ユリ:え?
マコト:ん?そろそろ次のお店へ行くよ
ユリ:う、うん!
-再び表参道へ
ユリ:ここって…
マコト:有名なお店だからね、ユリ来たことあった?
ユリ:初めてだよ、インスタとかトゥイッターによく載ってるお店だから…
いつか行きたいなって思ってたの
マコト:ユリとずっとここへ来たかったんだ
ユリ:……すごく、嬉しい…(照)
マコト:食前酒あるけど、酔わないでねユリ
ユリ:大丈夫だよ、マコト(笑)
ユリ:メリークリスマス
マコト:メリークリスマス
-乾杯
マコト:ユリ、ここ
ユリ:?あ、ソース付いてたね
マコト:口小さいんだからもう少し小さく切っても良いと思うよ
ユリ:口は小さくないけどね(笑)
マコト:そう?
ユリ:……マコト、口元見すぎだよ(照)
マコト:ユリの気のせいだよ(笑)
ユリ:ずるいんだから
マコト:どういたしまして
ユリ:もう(笑)
マコト:次は魚料理だね
ユリ:あ、ごまかした
マコト:ごまかしてないよ、ただ料理のくる順番を言っただけ
ユリ:えー、あ、魚料理きたね
いい香り〜、燻製かな
マコト:ソースから燻製の香りがするね
ユリ:白身魚好きだから嬉しい
マコト:それは良かった
ユリ:(ひと口)ん〜、ふわふわで口の中で燻製の香りが広がって美味しい
マコト:(小声で)いい笑顔
ユリ:え?
マコト:何も言ってないよ
ユリ:ホントに?
マコト:うん、ユリ、また口元にソース付いてる(笑)
ユリ:え?え?!
マコト:ウソだよ
ユリ:マコトー
マコト:ははは(笑)
ユリ:このジュレ、すごくキレイ…
マコト:ミルフィーユもとても良い軽さだね
ユリ:(ひと口)わぁ…美味しい
オレンジとショコラの組み合わせのミルフィーユなんて…
好きなものしかこのお皿にのってないんだけど…
マコト:それは良かった
ユリ:美味しいね…ありがとう、マコト
マコト:ユリが喜んでくれて何よりだよ
-次は代々木公園へ
ユリ:ここは青のイルミネーションなんだね!
マコト:表参道のイルミネーションとは全然違う印象だよね
ユリ:本当、表参道から十分も歩いてないのに別世界みたい…
マコト:途中にもクリスマスの時期しか見れないものがあるから歩こうか
ユリ:うん!……あ、トナカイもサンタさんもここだけだね、青いお洋服着てるの
マコト:サンタクロースは赤の衣装だから新鮮だね
ユリ:雪だるまも…奥に大きい雪だるまがあるね!この小さい雪だるまもかわいい!
ー大きい雪だるまの前へ
マコト:この雪だるまもかわいいね
ユリ:……マコト、
マコト:ユリ、どうしたの?
ユリ:はい、改めてメリークリスマス
マコト:…俺が先に、と思ってたのにユリに先越されちゃったな(笑)
ユリ:え?
マコト:メリークリスマス、ユリ
ユリ:…わぁー………ランス製ガラスのブレスレットかな、青のガラスがキラキラしてて……とってもキレイ…
ありがとう…マコト
マコト:ちょっと大人なユリにとてもよく似合ってる
ユリ:ちょっと大人って、私はもう仕事先に後輩もいるんだよー、じゅうぶん大人だよ(笑)
私からはこれ!
マコト:これもフランス製ガラスかな?
ユリ:そう、お揃いのガラスだね
マコト:カフスボタンか、深い青のガラスがすごくキレイだね…ありがとう、ユリ
-マコト、ユリにキスをする
ユリ:素敵なクリスマスをありがとう、マコト……大好き…
マコト:俺も大好きだよ、ユリ
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