立ち直るまでと、立ち直らせるまでの二軸で動くストーリー

主人公のえん罪が晴れていくことがメインのお話ですが、それに寄り添う教師陣のお話しだけでも成立する作品だなと感じました。

担任の先生については、もう一人の主人公と言い切ってしまっていいほどです。彼らの丁寧で親切な対応は、自分自身も普段こうあれるだろうかと振り返られずにはいられません。

お話自体もテンポが良く、ネガティブな出だしとは思えないほどスルスル読み進めることができます。

読書が億劫になっている方にこそ、気軽に取っていただきたいと感じた作品です!

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