安直な“ざまぁ”物かと思って読んだら、良い意味で裏切られました!

先輩に嵌められ冤罪で周囲にイジメられるドン底状態から、温かい周囲の助けで立ち直っていく…。読んでいて、とても面白かったです!

各キャラの心理描写も細かくて引き込まれました。

悪役の近藤先輩は、狡猾かと思ったら結構脇が甘いのが、ちょっと気になったけど…“ざまぁ”される役のバカさも、爽快感に一役買っているのかな。

途中から出て来た遠藤(密告者)の主人公への恩返しと近藤先輩への復讐心からの行動が、近藤先輩をドンドン追い詰めていく様が爽快でした!

でも映画とかだと、この後悪役の逆襲で、危険な行動をする遠藤がピンチになったりしそうだけど…

幸せになっていく主人公の裏で、影から助ける役の遠藤はどうなるのか!ソッチにも興味があるけど、話が広がり過ぎると物語がグダグダになっちゃうからなぁ…。

メインは主人公なのに、遠藤のファンになってしまったw