第3話 不良と濡羽
「姉ちゃんよ、金おいてけば許してやるぜ?」なんか、チンピラに絡まれました。どうも濡羽です。「君たちが貢ぐんだろ。」かっこよくセリフを決めて全員まとめてピアノ線を巻き付ける。「動くと首が飛ぶから気をつけてよ。」と静かに嗤う。「姉ちゃん…何者だよ?」「ん?濡羽さんだよ。」きょとり、と答える。「俺たちを貴女の元に置いてください!」「じゃあ、とりあえずお金あげるからこれ買ってきて。」メモを渡される。そこには軽く20ほどの項目が並んでいる。
「あ、そこの女子と男子。君達は居残りだよ。」金髪に染めた男子と黒髪サイドテールの女子を残らせる。「本当に私のこと、知らないの?」ふるふると首を振っている。「じゃあロンペルの差し金かな?発信器ついてるし。」まあどうでもいいんだけどさ━━と少女は呟く。「君達、何年生?」「全員中3です。」「イキってんじゃん。そういう年頃だよねー、私もイキってるんじゃん?でもさ、実力のお話。」なにせ濡羽はコシュマールの幹部よりも強い。「デスゲームとかもやったことあるんだよ。あれはもう嫌だけど。」経験、そして精神力がまず違う。「貴女は、私たちをずっと使ってくれますか?」「だって今から君達のご主人様だからね。捨てるに捨てられないさ。」ふわふわと微笑んで。声を弾ませていた。
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