第4話消えたトダタケル
コイツとは去年の冬に会社で仲良くなり、僕が良く酒を飲ませたり、タバコを買ってやった。泊まり込みで酒を飲むこともあった。
そして、カクヨムで「トダタケル」のペンネームで執筆し始め、僕は彼の作品を広めた。
しかし、ある晩、トダは告白する。
我が家に火をつけて全焼させて、お父さんの脳に後遺症が残る程頭を殴った事。
僕は心の中で考えた。
コイツは僕を利用出来るだけ利用して逃げるのか?と。
それに、酒を飲みたがるが酒には弱いし。
タバコも高いタバコを買ってくれ!と、懇願するし。
でも、手を差し伸べたのは僕自身なので、黙っていた。
ある日いつもの様にカクヨムを開くと、トダタケルの作品がない。
Lineで連絡しても、既読スルー。
電話も繋がらない。
会社は辞めていた。
だから、こう言う人間は嫌いなんだ。
これからは、犯罪歴のあるヤツとは付き合わない。
普通の精神じゃないし、社会的不適合者であり、人の好意を踏みにじる。
それからと言うもの、適度に人間関係を保っている。深くは付き合わない。
親友と言うべき人間とだけ、深く付き合う事にしている。
この数年間でよ〜く、勉強させてもらった。
飲みに誘うのも、辞めた。
ホントは飲みたいんだけど、自制心を効かせている。
そういう事で、ヒロちゃんや千茶の人間性が改めて、良く出来ていると実感する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます