第4話

 その女性は、自分をuxi3057と名乗った。


「今の時代にロボットなんて、遅れてますよね正直」


 にしても。事務所に来るなりくつろぎすぎじゃないかこの女性。いや女性型ロボット。


「ビール無いんですか?」


「無いですよ」


 なんでしょぼくれるんだよ。普通ねぇだろうが事務所にビールなんて。


「ここに住みたいので、ビールは用意しといてください」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る