⚫︎映画『ゴールデンカムイ』を観たッ!!

 朝イチで映画を観て、急いでこれを書いている次第であります。

 とにかく、素晴らしかった。

 いいや。そんな言葉じゃ足りないくらいに素晴らしかった。この作品に関わった方々すべてに感謝してもし足りない。

 漫画が原作の実写映画にはこれまで良い印象を持たなかった筆者だが、今作は違う。実写になって良かったと心底思った。

 彼らが実際に生きてそこにいる。息をしている。広大な冷たい大地で白い息を吐いている。上映中、それを何度も実感して泣きそうになるなんて、製作決定当時は思いもしなかったことだ。

 尺の都合上、原作では別だった場面が映画では重なっていたり、オリジナルなシーン、展開も多々あるが、全てが違和感なく物語として連なっており、キャラクターの解像度がさらに上がった気さえする。

 特にアシㇼパさんの登場しているシーンを観ることで、私は杉元に対しての解像度が高まった。

 神聖な音楽と共に登場するアシㇼパさん、きらきらと柔らかい光を背負って逞しく生きるアシㇼパさん、子供らしく無邪気にコタンの子供たちと遊ぶアシㇼパさん。「人を殺したくない」と宣言するアシㇼパさん。

 戦争で散々人を殺してきた自分とそんな彼女を比較する杉元の場面を観て、「ああ、杉元にはアシㇼパさんがこんなに美しく見えているんだなあ」と、スクリーンを通してようやっと共有できたことが嬉しかった。

 気になる人は見ろ。迷っているなら絶対に見ろ。後悔はしない。言葉で伝えるには限界がある、とにかく見てくれ。頼む。

 この作品の終わりはすべての始まりだ。

 筆者はすでに続編が楽しみで仕方ない!

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