2章俺と玲歌(過去編)
カウンセリング
墓参りの後ダンジョンに通い続け停学期間が終了した。
やはりやらかした分周りの人達は俺を見て引いている。そんなこと気にしたところで玲歌が帰ってくるわけでも無いので無視して学校へ行く。あ、花先生だ。
「花先生おはようございます。先生のおかげで今日僕は学校に来ることができました。ありがとうございます。」
自然とお礼が言えた。玲歌俺すごいだろ!
「おはようございます刃くん。反省した感じですし、先生は嬉しいです。それと今日は1日カウンセリングです。授業受けて欲しいのですが、安藤先生がカウンセリングで済ませる気はないが、受けさせるなら早くしろ!と仰っているのですみませんがカウンセリング受けていただきますね。」
「そのくらい大丈夫ですよ。カウンセリングを受けることで安藤先生の介入を防ぐようにしてくださったのですよね先生。」
「そ、そうです!私頑張ったんですよ。安藤先生の頑固さと言ったら大変で……」
あ、そ、そうですなんか絶対介入を防ぐ気でやってなかっただろ。
安藤は頑固だし、うるせえし、介入するし、何がしたいのだかわからないが花先生が無意識に神ムーブするから助かるわ。
「それは大変そうですね。他人事みたいな反応になってしまいましたが先生にはほんと感謝しています。玲歌との結婚式では特等席を準備しますから!」
「それは結婚できない先生への当てつけですかー!!!」
あ、地雷踏んだ。今度良さそうな男紹介しよう。
知り合いの男、男……男。兄貴くらいしか出てこないが既婚者だし、まあ、ダンジョンに潜ってれば独身男性にで会うだろうし、今までのお礼に紹介するか。
朝からドタバタしつつ、カウンセリングへ向かった。
「失礼します。」
「あ、刃くんね。私スクールカウンセラーの渡辺です。先生方の依頼を受けて話を聞くけど、先生はあなたの味方です。何を言っても守秘義務があるから安心してね。よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「まず、問題行動があるって聞いているけど大体が亡くなった幼馴染が関係しているのよね。幼馴染とは何があったか教えてくれない?無理なら大丈夫だけど」
「大丈夫です。俺と玲歌、幼馴染の話……軌跡を話します。」
俺は全てを話した。
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今回から過去編!過去の話への導入で終わりましたが次からは時間軸が過去へ。
これにて連続投稿は終了しましたが、毎週投稿は続きます。ぜひ応援よろしくお願いします。
一定の時間に投稿しなかった理由などの裏話は公式Twitterで(鋼の)
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