先輩日和 16話



とある日の休み


あど「今日は、、コネの定期検診か」


コネ「みゃ?」


あど「よーしコネ。今日は病院に行くからな〜」


コネ「んみぃ!」


あどはいつものリュックにコネを入れる


あど「コネはほんとこのリュック好きだよなぁ、、」


コネ「みゃ!」


コネが楽しそうに鳴く


その頃アテナは


アテナ「、、、あ」


アテナ「そういえば今日はニアを病院に連れていく日だったなぁ、、」


アテナがニアを膝に置く


アテナ「ニア〜、今日は病院に行きますよ!」


ニア「にゃ?」


アテナ「この前も行ったとこデス!痛いことされないデスから!」


ニア「にゃ〜、、?」


アテナはニアを猫専用のカゴに入れる


アテナ「ニア!行きますよー!」


ニア「にゃ!」


その頃あどは、病院に向かっていた


あど「、、、あれ?あの人って、、」


あどの目の前には見覚えのある人物がいた


あど「お〜い!花乃音さーん!」


花乃音「?」


花乃音もあどの存在に気づく


花乃音「あどくん!それにコネも!」


あど「ちょっとコネを病院に連れていく日でして」


花乃音「なるほど、、、」


花乃音はコネを見つめていた


コネ「、、、みゃ?」


花乃音「、、、」


あど「、、か、花乃音さんも一緒に行きますか?」


花乃音「え?!いいの?!行く行く!!」


あど「り、了解です、、」


コネ「み、みぃ」


花乃音の無言の熱意に押されて花乃音も連れていくことにしたあど


その頃アテナは


アテナ「ふんふふーん、、ニアの健康診断〜、、」


アテナが歩いていると聞き覚えのある声で呼ばれた


蒼司「アテナさん!」


アテナ「ん?」


アテナが振り返るとそこには蒼司がいた


アテナ「蒼司さん!奇遇デス!」


蒼司「ですね。っていうかそのカゴは?」


アテナ「あぁ、これデスか?ニアが入ってます!」


蒼司「ニア、、あぁ!アテナさんが拾ったって言う猫ですか」


ニアがカゴの中から蒼司を覗く


ニア「にゃぁ、、」


蒼司「お〜、、さすが猫。可愛いなぁ、、」


アテナ「そうだ!蒼司さんも一緒に行きますか?」


蒼司「え?つ、ついて行っていいんですか?」


アテナ「もちろんデス!蒼司さんが入れば色々助かるかもしれませんし!」


蒼司「そ、そうですかね、、まぁ分かりました!行きます!」


アテナ「よし!決まりデス!」


そして病院にて


あどはコネを待機場に降ろした


あど「この病院遊べるところがあっていいですよね」


花乃音「うん!コネも楽しそうだし」


コネ「んみゃ〜!」


コネは色んな道具に登ったりしていた


すると2人の元にアテナたちが来た


アテナ「あれ、、あどさんに花乃音さん!」


蒼司「奇遇ですね」


花乃音「アテナちゃんに蒼司くんまで、、ってその子は?」


花乃音はアテナが抱いている猫を見る


アテナ「この子デスか?この子捨てられてて、放っておけなくて拾ったんデス!」


あど「へぇー捨て猫か、、」


ニア「にゃ、、?」


ニアはコネを見つめていた


コネ「みぃ?」


アテナ「ほらニア!遊んでもいいデスよ!」


アテナがニアを床に下ろす


あど「ニアって言うんですねあの子」


アテナ「はい!にゃーにゃー鳴くのでニアデス!」


花乃音「あ、アテナちゃんらしい名付け方だね、、」


ニアはコネに近寄った


ニア「にゃ〜」


コネ「みぃ!」


2匹は意気投合したのか2匹であそび始めた


コネ「んみゃ!」


ニア「にゃー!」


蒼司「すっかり仲良しですね」


あど「だね。いやぁケンカとかしなくて良かった」


数分してコネが呼ばれた


あど「ほらコネ〜行くよー」


コネ「んみゃ?」


あどがコネを抱いて診察室に入っていく


あど「じゃ、行ってきますね」


花乃音「はーい」


ニア「にゃぁ、、」


ニアはアテナの所に戻って言った


アテナ「よしよし〜」


ニア「ふにゃ、、、」


花乃音「可愛いねーニアちゃん」


アテナ「はい!ニアは気も荒くなくていい子なんデス」


アテナ「まったく。こんな子を捨てるだなんて」


蒼司「まぁでも、アテナさんに拾われて良かったじゃないですか」


花乃音「そうだよ。幸せそうに育ってるっぽいしさ」


それから少し経ってあどとコネが戻ってきた


花乃音「おかえり〜。どうだった?」


あど「以上なしですよ。まぁ特に悪い物も食べてませんしね」


あどがそう言いながらコネを床に下ろした


コネ「んみぃー、、」


ニア「ふにゃ〜、、あ」


そして数分後、ニアも呼ばれる


アテナ「行きますよ〜ニア」


ニア「に、にゃぁ、、」


ニアは少しこわがっていた


アテナ「大丈夫デスよ!この前みたいに注射はされませんから!」


ニア「にゃ、、」


アテナはニアを抱いて診察室に入っていった


コネ「みゃー」


蒼司「、、猫かぁ、、」


花乃音「蒼司くんは動物とか飼わないの?」


蒼司「んー、、悩んでるんですけどね、、面倒くさそうだから踏み出せてないです」


あど「まぁ、最初は色々とめんどくさいのは分かるかな。でも次第に慣れていくもんだよ」


蒼司「そういうもんなのかなあ、、」


コネ「みゃ!んみゃ!」


コネが蒼司に向かって鳴く


蒼司「お、おぉ、、」


あど「コネは初めての人にはこうやって鳴くんだよなぁ」


花乃音「挨拶してるのかもね!」


蒼司「あ、あいさつ、、」


それから数分してアテナとニアが帰ってくる


アテナ「ただいまデス!」


蒼司「おかえりなさい。結果どうでした?」


アテナ「健康デス!」


蒼司「それはよかった」


ニアがコネに向かっていった


ニア「にゃー!」


コネ「みゃ!」


2匹はまた道具であそび始めた


コネ「んみゃー!」


ニア「にゃ?」


コネ「みゃ!」


ニア「んにゃ!」


あど「、、あれはコミュニケーション、、なんですかね?」


花乃音「かもね、、」


アテナ「やっぱり猫たちにも猫たちの言葉があるんデスね!」


蒼司「一体なんて話してるんだろうか、、」


それから2匹を遊ばせて4人と2匹は病院を出た


コネ「ふみゃ〜、、」


ニア「にゃ、、」


花乃音「2匹とも遊び疲れちゃったのかな、、」


あど「たしかに遊び回ってましたもんね、、」


アテナ「動き回ることはいいことデス!」


蒼司「それにしては動きすぎな気もしましたけどね、、はは」


それから2人ずつ別れた


あど「アテナさんも猫飼ってるとは思いませんでしたね」


花乃音「だね。ちゃんと育ててるみたいで安心したよ!」


あど「それもそうですね。花乃音さんはなにか飼わないんですか?」


花乃音「私は、、んー」


花乃音「いっかな。ご飯あげるのとか忘れちゃいそうだもん」


あど「、、、たしかに、花乃音さんそういう所おっちょこちょいですもんね」


花乃音「なっ、、お、おっちょこちょいとはなんだ!!」


あど「そのまんまですよ」


コネ「みゃ」


花乃音「ぐっ、、ふん!」


あど「ははは、、まぁそんな怒らずに、、」


花乃音「むぅ!あどくんのせい!」


あど「すみませんって、、そうだ。じゃあコネと遊ばせてあげますから」


コネ「みゃ?」


花乃音「え!いいの?!」


あど「いいですよ」


あどがコネの入ったカバンを花乃音に渡した


コネ「みゃ〜」


花乃音「うはーっ!可愛なぁもう!」


花乃音はコネの頬を優しくつまんだ


コネ「んみゅ」


あど(ふぅ、、現金な人なんだから)


その頃アテナたちは


アテナ「いやーニア健康で良かったデス!」


蒼司「ですね。捨て猫だったのにすごい元気だし」


アテナ「私が沢山ニアに付き添っていましたからね!当然デス!」


ニア「にゃ〜」


ニアはカゴの中で眠っていた


蒼司「ほんと、アテナさんに拾われて良かったですね。ニア」


アテナ「運命ってやつデス!」


蒼司「ははっ、そうなのかもしれませんね」


蒼司「うん。幸せそうに寝てる」


ニア「ふにゃ、、、」


アテナ「やっぱりニアはどんな顔してても可愛いデスね〜」


蒼司「やっぱり猫っていいですね〜」


コネとニアはこの一日でとても仲良くなったのは、2匹しか知らない


次回に続く

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