応援コメント

少女の選択」への応援コメント

  • 読み返しに参りました。

    月の心優しいけれど、どこかちゃっかりしている人柄が神様らしいですね。

    彼女の決断が、いつか両親に祝福されるような物になるといいと思わせてくれる、素敵な物語でした。

    また、緻密であり読みやすい描写は、勉強になりました。

    作者からの返信

    読み返し、ありがとうございます。描写の方を褒めて頂けて、とても嬉しいです。
    読んで下さりありがとうございました。


  • 編集済

     遅くなりましたが、内容についての感想になります (*・ω・)*_ _)ペコリ


    ・全体的な表現についての感想
     本作は、白い隅付き括弧(〖〗)を多用していますね。
     白い隅付き括弧を使うこと自体は、特段の問題がないと思います――一般的ではないので、読者に違和感を覚えさせることを避けたいのであれば、問題だと思います――が、括弧を使ってまで目立たせたかった・強調したかった理由というのが、正直なところ、はっきりとしないものが多かったです ( ;`・﹏・´)
     もちろん、読者として、括弧を用いた理由を無理やり捻りだすことも可能ですが、このままにしておくよりも、読者の意識を別のところに割かないという意味で、今よりも少なめにしたほうが吉だと思いました。
     平たく言えば、本作は「隅付き括弧の使い方に注目してね!」という作品ではなく、「水月が未来へと向かって歩いていく」という作品を、目指しているはずなので、読者が余計な部分に注目しないよう、十六夜さんのほうで、スポットライトをあてる部分を、調整してあげる必要があるのではないかと感じました (。˃ ᵕ ˂ *)


     表現については、もう1点、気になる部分がありました。
     比喩と呼ぶのか比況と呼ぶのかわかりませんが、「ような」という修飾がちょっと多いかな……と (。-`ω´-)ンー
     例えば、第3話の「少女の知らない母」では、次のような文章があります。

    >>そして、青年は視線を少女の母親の墓に落とし、ぽつり、ぽつりと今にも涙が頬を伝うような〖哀しい〗という言葉が相応しいの顔で思い出を語り始めた。

     ミカンみたいなリンゴが、決してミカンではないのと同様に、今にも涙が頬を伝うような顔というのは、涙を流していないのだとも考えられます - ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-
     ここで言う青年は水月の父親――すなわち、神様であるため、どんな時でも決して涙を流さないのかもしれませんが、そうでなければ、素直に「一粒の涙をこぼしながら」といった表現に、抑えてしまってもいいのかなと思います。
     ダメ押しの一手として、直接的に「悲しい」という表現を用いるのは、悪くないことだと思いますが、基本的には、「悲しい」という言葉を用いることなく、読者に対して「このキャラクターは悲しんでいるんだ!」と伝えられる文章が、十六夜さんの考えている美しい文章ではないでしょうか? おそらく、詩的な文章にあっては、かわいらしい女の子を、わざわざ直接「かわいらしい」とは書かないはずです (; ・`д・´)





    ・内容について
     残念ながら、本作と、十六夜さんが目指したものとでは、まだ少し距離があるように感じられます。
     水月・璃歩・父親と、満遍なくキャラクターにスポットライトがあたるため、水月の物語と言うよりかは、家族のお話という感想が否めません ( ;`・﹏・´)

     厳しいようですが、結構な分量を、璃歩と父親のエピソードに割いてしまっているため、途中まで、誰のどんな物語なのかという方向性が、いまひとつ読み取りにくかったです(私は事前に、十六夜さんから答えを知らされていますので別ですが、フラットな読者だとどうしても難しいでしょう)。

     水月以外のエピソードは、できるだけコンパクトに。
     そうして、自分の居場所がないことの孤独感に、水月が苛まれているのでしたら、それを前半に持って来ることで、まずはこれが水月の物語であると、読者に印象づけてあげましょう ٩(ˊᗜˋ*)و

     水月が自身の未来に、希望を抱く物語を目指すのであれば……
    1、母の死をきっかけに、水月が抱える問題は何か?
    2、その問題に水月が悩んでいる姿を、きちんとわかりやすく描けているか?
    3、父親の登場は、この問題をどのようにして解決するのか?
     こういった部分が、物語を支える柱になって来ると思いますので、これらを描くことを優先に、紙幅に余裕があるようでしたら、水月以外の部分にも触れてあげるとよいでしょう (*´︶`*)
     璃歩と父親の出会いなどは、あくまでも物語の柱の隙間を埋めたり、それに彩りを加えたりするものでしかありません。思いついたときは面白いでしょうし、書いているときも楽しいでしょうが、短編では、長編と異なり、単に浮かんだアイディアを書いていくだけではなく、そこからさらに、実際に本文で描くアイディアを厳選しなければならないのだ、という意識を持つと、ぶれないスリムな物語ができあがるかと思います(私がそれを実践できているかどうかは別として……。゚゚(*´□`*。)°゚。)

     例として、短い漫画で、王子様が魔女に恋をするお話があったとしましょう。まさか、この漫画で「魔女の使う魔法に関して」長々と描いてはいないでしょう。読者に注目してもらいたい部分――すなわち、十分なページを割いて描いているのは、王子と魔女の恋の行方についてです。十六夜さんの物語では、それが「水月の抱える問題と、父親による解決」になるのではないでしょうか? (՞ . ̫ .՞)"‬





    ・個別の感想
     本筋とは関係ありませんが、文章が6000字であれば、ブラッシュアップ可能かもしれないと思い、「少女の知らない母」より2点だけ疑問点を述べます ( ੭ ・ᴗ・ )੭

    1、飢饉と璃歩
     飢饉の原因を璃歩のせいにされたという件に、やや引っかかりを覚えます。最終的に、璃歩を犠牲にするという筋書きに、不満はないのですが、人々の不満が直接的に璃歩に向かったとする背景が、少し足りていないように感じます ( ;`・﹏・´)
     古い時代において、神の怒りを鎮めるために、少女を捧げるという行為が行われるのは(少なくとも私のイメージでは)、別段不自然に思いませんので、そういう形ではなく、璃歩個人のせいされたという描き方をされますと、かえって、どうしてだろうという疑問が浮かびます。例えば、璃歩がよそ者であるなどの事情があるならば、村人の璃歩を排斥しようとする感情も、妥当だとは思いますが、もしも璃歩が同じ村で生まれ育ったのでしたら、何か別の特徴(差別するに足る理由)があったほうが良さそうです。もしくは、最終的に村人たちは「少女という理由で」璃歩を生贄にしていますので、最初から「璃歩が少女だったから」、という形で描いてしまったほうが、スムーズな展開かなと思います。
     平たく言えば、一度、作品の中で璃歩を悪人にした理由が、よくわからなかった感じです(悪人を捧げたところで、神様の怒りは鎮まらない気がしますが、私自身が平安時代に詳しくないので、深追いは控えます) (。-`ω´-)
     璃歩は、善人のまま花嫁にしちゃってもいいのではないですか?


    2、村人の良心
    >>ここに、村人達の良心は無かったのか?という疑問が浮かぶものだが、飢饉で疲弊しきった村民は、まずは人の事より自分事をという人間本来の本能に理性が負けてしまったのだ。

     ひょっとすると、璃歩を善人にしてしまうと、村人の行動理由がよくわからなくなってしまうからこそ、あえて、十六夜さんは、一時的に璃歩を悪人としたのかもしれません。
     ですが、平安時代であれば、貴族が真剣に占いを信じていた時代のはずなので、ましてや村人であれば、神の怒りを恐れるのも当然かと思います (; ・`д・´)
     村人の良心云々は、描いちゃいけないほどにダメなことだとは思いませんが、ちょっと蛇足な感じもしました。



     それでは改めまして、自主企画へのご参加、ありがとうございました。私も楽しかったです (*ゝ∀・*)b


    追記:22:53頃に句読点を修正しました。

    作者からの返信

    貴重な意見をありがとうございました!(^○^)
    こういう、ありがたい意見などが聞けるから、小説投稿サイトって最高なんですよねd=(^o^)=b
    これからの作品制作やこの作品の推考に役立てていこうと思います。
    最後に、私の作品のために長文のアドバイスや感想を本当にありがとうございました!

  • 自ら選んだ道ですが、水月の今後も大変そうです。
    幸せになって欲しいですね。

    作者からの返信

    応援コメントありがとうございます!改めまして、十六夜 水明と申します。

    そうですね。水月には、幸せになって欲しいし、その為に様々な経験を積んで欲しいと思っています。
    もしかしたら、そういう話も後々、書くことになるかもしれませんね。

    最後に、ここまで読んで下さりありがとうございました!