閑話 ごほうび
五味『作者のあるが残業週間で…今日は閑話でお茶を濁すらしいよ?
僕ならそんなミスしないけど…!』
すいませんw
☆ ☆ ☆
ゆかり『…やった…!』
皐月『…げ。』
中間テスト結果発表。
成績上位者は発表心待ちに、そうで無いものは恐々と見に来る掲示板コーナー。
ゆかり120位 赤点無し
皐月 220位 赤点1
2年へ進級時苦戦したふたり。
2人とも彼氏と別れて今はフリー。
自分の時間が増えて…少し差が付いてきた。約300名の生徒の中での順位である。
ゆかりは家での学習時間を増やして遅れを取り戻しつつある。
赤点0を目標に掲げて臨んだテストだった。
…そして、日々ウォーキングやちょっとした筋トレで…体重を少しずつ落としつつある…まだふくよかだけれども。
皐月は春休みの膨大な課題以降、少し勉強時間は増やした。
それでもなかなか厳しい。
平均点の6割以下が赤点。進学校は辛いのだ。
皐月『ゆかり?今日何処か寄る?』
ゆかり『今日は…まっすぐ帰るよ。』
ゆかりは前々から立ててた目標到達記念贅沢をする為にとあるお店による。
…有名チェーン店ケムタッキーフライドチキン。
ゆかり『バーレルで!』
ゆかりはホクホクで帰る!
今日はご褒美タイム!
最近の節制も今日はおやすみ!
最近の大人しい友永ゆかりでは無い、まるであの頃ような…。
ゆかり『おいひいー!
…油で揚げる時…カロリーも揚がっちゃうから…実質ゼロカロリーらしいよ…!』
ゆかりは2日でバーレル(10本入り)を空けた。
☆ ☆ ☆
ゆかり『かおり!止めて!』
ゆかりはかおり(妹)に抱きついて懇願する。
困った顔の妹は、
かおり『だって…捨てなよ?箱でしょ?』
ゆかり『…だって!ケムタッキーの残り香…!捨てないで…!
部屋に置いておきたいの!』
かおりはバーレルのあのバケツみたいな箱を捨てたい。
ゆかりは愛着があって捨てられない!
かおり『…皐月さんと出会ってからお姉ちゃんまともになったって思ってたのに…。』
※友永家では皐月がゆかりをしょうきに戻したと思われています。
ゆかり『もしお姉ちゃんが死んだら…お骨はコレに入れて…!』
ゆかりは少し病んだ笑顔でバーレルのバケツの様な箱を愛おしそうに抱きしめた…!
テスト勉強とダイエットの反動がキマした(笑)
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