第144話 宏介がデート?【side三島皐月】
春休みも後半に入る3月の終わり。
私はゆかりと待ち合わせ!
春休みに入りゆかりになかなか会えなくってお願いして待ち合わせ!
なんか食べて?一緒におしゃべりしちゃおう!
ターミナル駅に昼前に待ち合わせ。
まあ昔と違ってターミナル駅は高校の最寄り駅前になるから特別感は全く無い。
昔は…よく宏介と来てたっけ?
…あの頃は交際を隠してたからターミナル駅でデートする時は恋人!って感じでドキドキしてオシャレな駅ナカカフェとかで語り合ったんだよね?
なんかすごく昔の事みたいだけど…まだ一年経っていないんだね。
ゆかりと会えてテンション上がる私に対して落ち着いてるゆかり。
進級決定から数日は2人で盛り上がってキャッキャしてた。
嬉しさと達成感。頑張って報われる喜びを久しぶりに感じたっけ。
私はギリギリだった為に課題がどっさり!それもあって久しぶりに会える今日が嬉しいし楽しい!
まだお昼に早いから私とゆかりは駅から少し行ったショッピングエリアを見て周る事にしたのね。
ここが今県内では1番のスポット!
私はキチンと仕上げて来た。大人っぽいコーデで綺麗でスタイリッシュな装い!ゆかりは普通だけど…ゆかりは何を着ても貫禄あるよ!
さて私の装いはブラウンのコートに白いタイトなセーターに黒のタイトロングスカート(スリット入り)に茶のハーフレザーブーツとタイトでスタイルが出る大人可愛いコーデ!結構人目も引いてる…!
ふふ!私はやっぱり目立ちたい。
注目浴びるとテンションあがる!
「あのカップル綺麗くない?」
「彼氏も格好良いけど…女の子すごいかわいい!」
「…ん、なんか初々しいデート!って感じするね?」
すぐそこの新店に目立つカップルが居るの?
どんな人?私はゆかりを引っ張って見に行ったのよね。
…そこ居たのは宏介だった。
正確には宏介と二年生で有名な美人の先輩。
去年のミス一年だったはず…。
ふふっ確かダメ男って有名な差堀先輩と付き合ってたのよね?笑っちゃう!
※おま言う。
地味だけど顔整っている宏介と…おっぱいばっか大きくてスタイルのバランス悪い…思い出した、天堂先輩だ。
なんか雑誌の街角カップルみたいな写真撮らせてくれって頼まれてるのを断っている。
ふーん?
私と別れてからそんな女と付き合っているのかしら?
そんな胸ばっかりの女でしょ?私は何故かこのふたりが気に入らない…!
なんでかな?それはよくわからない。
宏介は私に執着していないってゆかりに言われたから?
宏介が他の女見ているから?
何か一言言ってやろうって思って、私は近づこうとすると…。
きゅっ、
力強く、コートを引かれる!
ゆかり?!ちょっとだけ待ってて?すぐ済ますから!
ゆかり『…皐月!小佐田さんとの約束忘れたの?』
『…あー、でも?もう進級も決まったし良く無い?』
ゆかり『…良くないよ!皐月!もう私たちは宏介くんに関わっちゃいけない。』
珍しいゆかりの強い語気に思わず躊躇してしまう。
…みんな宏介を過大評価しすぎでは?
そりゃ、北翔でも通用してるし?頑張って結果出したかもだけど?
でも私と宏介は長い付き合いで…。
結局私は断念した、ゆかりが悲しそうな顔をして何度も止めるから。
わかった、わかった!
ご飯前にちょっとだけお手洗いに行って来るね?
私はちょっとだけゆかりと離れた。
…バレなければ良いよね?
雑誌の追求に嫌気がさしたのか宏介たちはメインのエスカレーターやエレベーターじゃ無い人気が少ない階段で別フロアへ移動しようとしていた!
ちょっとだけ!ちょっと一言言う程度!
急いで追いかけた私には宏介たちが上の階へ登って行くのが見える。
宏介は爽やかに笑って天堂先輩の手を引いてる?
…宏介は楽しそうで、天堂先輩は頬を赤らめてふたり笑い合いながら…。
は?なんなの?無性にムカつく…!やっぱり一言言ってやらなきゃ気が済まない!
私は見失わない様に急いで追いかける!
人通りは少ないけど人が居ないわけでは無い。
だから油断したのかもしれない。
どん!
『あ、すいません。』
私は宏介を見失わないように気を付けるあまり私は他人にぶつかってしまった…!
?『…いたいよぉ?姉貴!骨折れたかもしれない…!』
?『…はぁ…なんでこんな…』
?『セリー?』
?『…どう落とし前付けてくれるんだ?このこのビチグソ野郎がァーッ!
…デス。』
私より少し年下っぽい女の子?
頭の悪そうな金髪の二人組…?こいつらも巨乳、超巨乳。
私…なんか変な奴らに絡まれてる?
ナンパならまだわかるけど…?!
なんでこんな変な二人組に絡まれているの?!
人の多いエリアなのに誰も居ない階段付近で私は変な女に目をつけられてしまった…!
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
エンカウントしました。
小学生の頃、宏介と遊びたい望は強い言葉で皐月に排除されました。
望はその事を大変に恨んで居ますw
次回、皐月vs金髪ヤンキース
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