外伝 ピッグモーターのダメ押し

皐月『あるの奴、また前回と同じ業者の人為的ミスで残業になってストック無くなったらしいわよ?まじうける。』


ごめんね!


☆ ☆ ☆

山本くんの実家の家業、中古車取扱店ピッグモーターはようやく再開の目処が立ち、

めでたく本日の営業再開の日を迎えた。


マスコミに叩かれたが働いてる大多数は真面目な社員。

経営者一族は強欲で人を駒と思う様な強欲で傲慢な人たちだが、今回をキッカケに変わってくれれば良い。

一部パワハラ、セクハラ、を受けていた会社を経営陣を憎む一部社員以外はそんな認識だった。



営業再開初日、社長の山本氏から各支店に届いた通達は、謝罪でも、これからの展望などではなく、



『マスコミに情報を流した社員を見つける!密告求む!』

『今後会社の情報を社外に絶対にどんな事があっても流さないと誓約書(ペナルティ付き)の提出(義務)』

『マスコミやニュースは色々言ってるし、色々ピッグモーターも変わります!と言うがそれは社交辞令で今まで通りの経営、利益重視!』


の三項目が通達された。



…当然、届くと同時にマスコミへリークする支店が多発。

営業再開のお昼にはマスコミが殺到して営業になる状態では無かった。


山本社長は、


山本『通達出したのに社外へ、マスコミへ情報をリークした裏切り者が居る!

徹底的に探し出せ!密告は無いか?!』


当然、誰も調べないし、密告もしない。

社長たちに醜い騒ぎ立てが再びお茶の間に笑いと怒りをお届けして、ピッグモーターは営業再開初日に労基や各省庁からの営業停止を勧告されてその歴史を閉じることになった。





翌日、北翔高校


山本『ほら!ピッグモーター再開したろ?!』


皐月『再開できてないじゃない!』


山本『待って!待ってくれよ!』


皐月『…またそうやって誤魔化そうとして?もう良いでしょ?!』


山本『…お、俺は、皐月のこと大事に思ってて…。』


97話 彼女と彼の半年と少しへ続く…。


☆ ☆

本当にごめんなさい。

短めの外伝でした。


人為的ミスの皺寄せがあるの執筆時間をダイレクトに削りにきてます(泣)

前回と同じ業者が同じミスをしでかしました。

ストック作ると良いこと思いついちゃうから毎日少しずつ書きたい…。

次回は山本vs皐月の決着か差堀先輩あたりを考えてます。

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