第17話 ”妬みと呪殺”に対する後遺症
翌日…
目が覚めた私は起き上がろうとしたが…体に残る火傷の様な痛みが続いてはいたのだが…別に其処まで酷いものじゃないので、起き上がってベッドから降りた。
…って、今丸裸の状態じゃないか。
隣の錦治は…まだ眠っている。
そう察した私は早速着替える事にした。
基本、インナー系の下着しか着ない私だが…ホワイトオーガの肌は目立つなぁ…
灰色のスポーツブラでも、見方によってはエロくなってしまうし…
まぁ、素肌を見せるのは錦治とあいつ等ぐらいだしな。
今更気にしてどうすんだよ。
かと言っても…
「やっぱり、胸でかくなると肩こるなぁ…」
そう言いながら、我が身の胸を揉みながら急成長した胸を実感していた。
…うん、人間だった頃は、直子とどっこいだったからなぁ。
よく一般的に言われる「脇腹の肉を集めて見せろ」とかあったけど…私の場合は脇腹も痩せていたから、どうあがいてもぺったんだったし。
そういや、あの頃は加奈子の胸をよく揉んでいたなぁ…
たしか、あの時でCカップだったっけか?
丁度公式野球ボール並みのサイズを片手で揉んで、泣かせてしまったなぁ。
って、今この部屋に加奈子っていたっけ…?
あっ、いたいた。
ていうか、まだ眠りこけているな…よっぽど疲れていたんだろうな。
そう私は思いながら、ウトウトして体を揺らしている加奈子の体…
しかも、前以上にでかくなった胸を私は凝視していた。
顔は人間の時と変わらず、原種のオークみたいなビール腹ではなく、少しお腹をぽっちゃりと肉付いただけで、胸だけが凶器みたいにムッチリと突き出して…
ああ、錦治が最初嫌がっていた胸当てがわかって来たわ。
あの胸で欲情しない雄なんていないわ。
女の私ですら、あの胸を揉んで顔を埋めてみたいという欲望出したいわ。
…ちょっとだけ、良いよな?
そう思って、私服に着替えた私は…眠りこけてる加奈子の胸を触り始めた…
うわぁ…柔らかぁい…
なんていうか、今の私の胸がソフトボールならば、加奈子のはバレーボール並の大きさでありながら、ピーズクッションみたいにふわふわしているわ…
しかもさぁ…これ、男のアレを挟んだら、間違いなく昇天させそう。
普段の錦治なら、イチコロだろうな。
「うっ…うぅん…♪」
あっ、やば…感じさせてしまったようだ…
だけど、止められないな…
ちくしょう。オーク様万々歳だわ!
そう思った時、私は何を思ったのか、加奈子のワンピースの谷間から、生乳を…
つまりはブラしていないおっぱいを晒してやった。
ていうか、ブラしてないでこれとか、凶悪すぎるわ。
そして、私は…加奈子の胸に…
と、思った矢先…加奈子が起きてしまった。
「…うにゅう?」
「あっ、加奈子。お、おはよう…」
「冴子さん、おはよ…ふぇ?」
そして、私がやろうとした事が目の前で目撃してしまい…
「あっ、いや、その…」
「ふ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
顔真っ赤にしながら恥ずかしがって、泣かせてしまった…
「いやぁ…つい目の前にデカメロンがあったからしゃぶろうと思ってしまった。後悔はしていない」
「やめてくださいよ…もぅ…」
結局、吸えないどころか拳骨を貰った私は、乱れた服を正し直した加奈子の横に歩いていた。
自力で動けるとはいえ、介助なしでは十分に歩けなかったからね。
…そう考えると、横山真理恵の創生の力は厄介だと、再認識した。
あの女は、詠唱なしでの創生魔法による力を漏らしながら、妬ましく感じた奴の力を封じ、呪いを掛けるようなものだ。
錦治曰く、創生魔法には種類があって、攻撃、防御、補助、治癒、操作、消去の六種類に分類され、それから火水風土の四属性と光闇二属性に別れ…最後にて、聖邪の二種類に分かれるらしい。
その点を考えるならば…あの女の創生の力は、消去と操作を交えて、純粋の闇で邪の理…
つまりは呪殺だ。
恐らく、自分より出来てない人間がも輝いてる事に羨ましく、妬む事により…
あの女の欲望が渇望となって具現化したのだろう…
そして…あの女の呪いの創生を受け、蹴られて吹き飛ばされた時に女の力を見た時に確信した。
あの女の周りには、怨念として纏わり憑いていた無数の小さい悪霊が…
…差し当たって、あの怨念がある限りは、あの女に対する私達の勝率は…恐らくゼロに等しいかもな。
少なくとも、消去の特有を突破し、怨念の操作による何かの呪いを解決しないと無理だろうな。
まぁ…そこら辺はゆっくり考えるとするか。
「それよりも、加奈子。お前は私の介助しているが…錦治の方は大丈夫か?」
「丁度美恵さんが来ていましたので、丁度代わりましたの」
「…元主従関係である身としては、SPに近いメイドって忍者に近いなと思ってしまうんだよな」
「あっ、やっぱりですか?」
「ああ。その割には、あれで駄メイドとか言われるんだしな…」
その言葉通りに、私の家族や錦治が居た西園寺の一族の使用人達の優秀さは異常過ぎたからな…
そういえば、なんで私の家族も西園寺の一族みたいに富と才能が有ったんだ?
未だにそれが謎なんだよな…
まっ、追い出された身としては、どうでも良いからなぁ…
「よし、加奈子。もう良いよ。あとは自力で歩くから」
「でも…大丈夫なんですか?」
「心配すんなって。それに、トイレまで一緒に入るのは恥ずかしいからな…」
その言葉に、加奈子は「あっ…」と言って、了承してくれた。
うん、流石にそこまで介助されたら、心がへし折られそうだからな…
ああ、全身痛みが弱くなったとはいえ、まともに歩けないなんて情けないな…
一通り用を足した事ですっきりしたので、部屋に戻って錦治の傍に寄り添おうとしたが…
「何やってるんだよ…美恵」
うん、錦治が寝ているベッドの布団の中に、美恵が入っていた。
しかも、脱いだ服をきちんと椅子の上に畳んで、全裸の状態で。
「冴子…助けてくれ…」
「錦治…もしかして?」
「美恵が絶賛発情中。主にトロール族の雌として」
ああ、うん。
すまん、錦治…流石にそれは手助けできないわ…
というより、逆に羨ましいぐらいだが…
あっ、いけないいけない。妬んだらあの女と同じだな…
おっ、そうだ…
「錦治。ちょっと任せてくれ」
「何するつもりだ?」
「初心な美恵にはうってつけの方法がな♪」
そう言いながら、私は布団の足元から手を突っ込み…こちら側に顔を向けていた美恵を逆手にとって、手探りで胸を揉んでやった。
ああ、やっぱり巨乳は最高だな…
「お、おい!や、やめろ冴子!!美恵が痙攣する度に締め付けが…ああっ!!」
「~~~~~~!!♪♪~~~~~!!!♪♪♪」
あっ、美恵の奴…揉まれた衝撃で母乳噴出して痙攣させてしまったな…
そして、ネジが切れたかの様に倒れて寝てしまった…
やっぱり初心だなぁ…
ていうか、同時に錦治も気絶しちゃったか…やりすぎたな。
この後、気絶から回復して起きた二人に滅茶苦茶怒られた。
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