15 ヒロインとばったり遭遇
職員室に向かっていると、向かいからヒロインがやって来るのが見えた。
視線が合う。
一瞬後、ヒロインの顏が強張った。
やばい。
昨日あの場にいたところを見られていたかもしれない。
いじめられていた特待生ヒロインは、あの場から逃げていたようだけど、逃げるタイミングによっては私の顔を見ているかもしれない。
悪役令嬢一味として数えられていたらかなりショックだ。
「えっと、おはよう?」
「あっ、はい。おはようございます」
挨拶をしてみると、ぎこちないながらも言葉が返って来る。
これは、どっち?
彼女からの様子では、判断がつかなかった。
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