14 マローナの雑用遂行
生きた心地がしないまま、授業が過ぎていく。
朝の時間は挨拶でどたばたしていたので、クリスと詳しい話ができていなかった。
一刻も早く、彼に相談したかった。
しかし、「これを職員室まで運んでくださいます?」マローナの意識に入ってしまった私は、さっそく彼女のつかいっ走り兼ご機嫌取りをする事に。
泣く泣く、仕事を遂行。
けれど、執事くらいは連れてってもいいわよね?
「くっ、クリスぅ」
「お嬢様、そんな泣きそうな目で見ないでください。そんな貴方も可愛らしいですけど、マローナに気取られてしまいますよ」
慰めてるのか口説いてるのかどっちよ。
でも確かに、表情には気を付けた方が良い。
どんな事が原因で、死の運命(強制)が発動するか分からないのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます