新風のマーケティング

第2話「全社の共鳴」チーム初会合

翌週の月曜日、新チームの初会合が設けられた。会議室には、新しいメンバーたちが緊張した面持ちで座っていた。中には、さっき初めて顔を合わせたばかりの人もいれば、長い付き合いの同僚もいた。

亮太が先頭に立ち、ホワイトボードの前に立った。「皆さん、この度は新チームに参加してくれてありがとうございます。私たちは橋本商事の新しい歴史を作るための一員となりました。この重責をしっかりと果たすため、皆さんの力を必要としています。」

里美も亮太の隣に立ち、彼をサポートする姿勢を見せた。「皆さん、一緒に新しいことに挑戦し、成功への道を築いていきましょう。」

亮太はホワイトボードにデジタルマーケティングの基本的な流れを書き始めた。「まず、我々が取り組むべきは、デジタルマーケティングの基礎知識を身につけること。そして、それをBtoBの現場にどう適用するか、具体的な戦略を考えていく必要があります。」

美智子が手を上げた。「デジタルマーケティングはとても広い分野ですよね。どこから始めればいいのでしょうか？」

里美が答えた。「まずは、私たちの顧客がどこで情報を得ているのか、それを理解することから始めます。そして、その情報を基に、効果的な広告やコンテンツを作成していきます。」

亮太も追加して言った。「正確には、私たちの顧客の"顧客"がどこで情報を得ているのか。BtoB事業の特性を忘れずに取り組んでいきましょう。」

会合は、デジタルマーケティングの基本から、それをBtoBにどう適用するかのディスカッションで盛り上がった。それぞれが持っている知識や経験を共有し合い、新しいアイディアや戦略が生まれていった。

最後に、亮太は皆に向かって言った。「次回の会合までに、各自が考えるデジタルマーケティングの戦略を提案してきてください。それをもとに、具体的なアクションプランを作成していきましょう。」

そして、初会合は有意義な時間として幕を閉じた。