第21話 side リルル,ディア,リーン

「しっかし、まぁ、ホント、落ちないよね。男かしら」


「あーしは、駆け引きに失敗したのだと思う」

「そう?」


「おっぱいを引っ付けたり、裸になったりしたけど、慣れてしまったと思う」

「そうね。そう言われてみればそうね」


「だから、作戦をかえる」

「どんな風に?」


「例えば、他の男とイチャイチャしたり」

「あたいはやりたくないな。男ってロクなのいないし。見せたくもない」


「ラルフさんも男ですよ」

「ラルフは別なの。あんな優良物件手放すのはありえないから」


「そうですよね」

「うーん、どうしようかしら」


「あっ」

「どうしたの?」


「着エロ作戦してみましょ」

「着エロって」


「見えそうで見えないようにする」

「なるほど」


「パンツが見えそうとか、胸の谷間を見せつける服を着るとか」

「ニップレスを付けて、おっぱい見せるとかね」


「そう、そう。それです」

「そころで、リーン」


「はい、卑怯者がいますね」

「そこにいるのは、わかってるわ。ディア出てきなさい」



「ははは、バレてたか」


「抜け駆けして着エロするつもりだったでしょ?」


ギクっ


「でもね。あなたがやっても無理よ」

「へっ?」


「あーしら、みたいに巨乳じゃないと破壊力がないですから」

「リーンちゃん。破壊力って、失敗していますよね?」

「なぁにー!」


「あなたね、ちょっとくらいカワイイからなんて生意気よ」

「だって、ラルフ取られたくない」


「じゃあ、こうしましょ。三人で着エロ作戦して、一番目に手を出されたら、正室」

「ってことはリル姉、三人で共有するってことっすね?」


「ラルフは物じゃありません!」


「あら、じゃあ、もうこちらから襲うわ」

「えっ」


「あーしも襲う」

「ディアはそんなことできないからね」


「……」


「決まりね。じゃあ、二人で裸になって襲いましょ」

「リル姉、それは振り出しに戻ってる」

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